番外編 キリュウが恋人⑩仲間になれ!
キリュウと再開したすぐ後。
キャンピングカーに戻り、夕飯を食べ、それぞれが自由に過ごしていた。
そんな中、フローナはシェルの元へ。
すぐ近くにキリュウがいる。
フローナ「あ、あのねシェル・・・」
言い出しづらそうに視線を泳がせるフローナ。
その様子を見たシェルはふっと笑い、フローナの頭を軽くポンポンと叩いた。
そして、キリュウへ向き直る。
シェル「キリュウ。フローナは俺の大事な仲間だ。
いくらお前でも、簡単に渡すわけにはいかない」
シェルは全てを知っているかのような口振りで話し始める。
キリュウ「は?お前急に何言ってんだ」
シェル「かと言って、このまま放っておいて
駆け落ちでもされたら困るしな」
キリュウ「駆け落ち!?しねぇよそんなもん!!」
シェルは笑わずに、真顔のまま続けた。
シェル「だから、フローナが欲しけりゃ仲間になれ、キリュウ」
キリュウ「・・・はは。何だそれ、脅しか?」
シェル「まぁな」
キリュウ「ほんと、お前には敵わねぇな・・・」
シェル「なんの、なんないの。」
キリュウはため息をついて肩を竦める。
キリュウ「なってやるよ。
お前からちびすけ奪うのも骨が折れそうだしな」
シェルはキリュウの肩をがっしりと組んだ。
キリュウも文句を言いながらも振り払わず、
微妙に照れたようにそっぽを向く。
フローナはそんな二人のやり取りを見て、胸の奥がじんわり温かくなった。
こうして、彼らにまた新しい仲間が加わったのだった。




