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39話 ライバル


昔の俺はとにかく好戦的で戦いの中でしか生きれないような奴だった。

戦う事でしか自分の存在を証明出来なかった。

シェルに会った時、一目見てこいつしかいねぇと思った。




キリュウ「おい、お前、俺と戦え」

シェル「え、何で?俺お前と戦う理由なくね?」

 

キリュウ"こいつののほほんとした態度が気に食わなかった"


キリュウ「甘ぇこと言ってんじゃねえ!戦わねーなら殺す!!俺が勝ったらお前の命はもらう、お前が勝ったら後は好きにしろ」

シェル「!いいぜ」

キリュウ「いくぜ!!」



 


しばらく戦った後、キリュウが負けた。

 

キリュウ"負けた"


キリュウ「殺せ」

シェル「えーやだよ」

キリュウ「!?」

シェル「だって俺お前の命なんか欲しくねーもん、

だからさ、またやろうぜ!」

キリュウ「!」

シェル「じゃーなー!あ、俺が勝ったんだから勝手に死ぬなよー!また戦いに来いよなー!」

シェルがひらひらと手を振った。


キリュウ「くそっ・・・何なんだよあいつ・・」

キリュウは手で顔を抑えた。





続編。

「死ね!!」

シェルと別れた後、今までにないほど強い敵に出会した。

 

キリュウ"俺、お前以外のやつにやられるんだな"


キリュウはシェルの顔を思い出していた。

相手の刀がキリュウに届く前にシェルが受け止める。

偶然近くにいたらしい。


キリュウ「!」

シェル「なーに勝手に死のうとしてんだよ」

キリュウ「っ・・・」


シェル「おい、選手交代だ」

「貴様も半妖だな、いいだろう相手になろう」

キリュウとの戦いで弱っていた敵はシェルの手によって倒された。




キリュウ「何で助けに来た」

シェル「え、だってお前俺の友達だもん、助けに来んの当たり前だろ?」

キリュウ「はあ?俺はお前を殺そうとしたんだぞ?

何が友達だよ、ざけんな」

シェル「後は好きにしろって言ったじゃん」

キリュウ「・・・っ」

シェル「まさか約束破るなんてことしねーよなぁ?」

キリュウ「てめぇ・・・ちっ、勝手にしろ」

シェル「ニカッ」


キリュウ"こいつといると調子狂う"



シェル「俺はシェル、お前名前は?」

キリュウ「キリュウだ」

 

 

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