陸上自衛隊員の極秘報告書
第███普通科連隊 偵察小隊
作成日:2024年3月20日 作成者:三等陸曹 ████ 区分:極秘
任務:「民間人失踪事案に関する現地調査」
3月20日 06:00 小隊6名にて目標地域に向け出発。
座標:[黒塗り]
目的:失踪者の捜索及び原因調査
08:30 目標地域に到着。 明らかに地図と地形が異なる。 谷があるはずの場所に集落。
09:00 集落に進入。 人影なし。 ただし、生活の痕跡は新しい。
09:45 隊員の一人が異常を報告。 「猫ばかり見てしまう」 「猫なんていないのに」
確かに猫はいない。 だが、全員が「見える」と言い出す。
10:30 建物内部を捜索。 壁一面に写真。 我々の顔写真。 いつ撮られた?
11:00 隊員の様子がおかしい。 命令に従わない。 「ここは懐かしい」と繰り返す。
11:45 無線が通じない。 いや、通じているが、応答が 「にゃあ」としか聞こえない。
12:00 鏡を見た。 俺の顔が... いや、これは俺か? 目が...
[以下、判読不能な文字の羅列]
添付:隊員の手帳
ここは敵地じゃない 訓練場でもない 故郷だ
銃は要らない 戦う相手はいない みんな仲間
制服を脱ぎたい 四つ足で歩きたい 名前を捨てたい
上官も隊員も もう関係ない みんな同じ
にゃあ
第███普通科連隊 公式記録
2024年3月21日
訓練中の事故により隊員6名が行方不明。 山岳地帯にて遭難したものと推定。 捜索継続中。
※祢古町に関する言及は一切なし




