< 主人公紹介 : 浜辺小春 … ソフトウエア界のアルゴリズム神 >
本編にて、主人公たちが宇宙創造を果たしました。
すでにある程度キャラクタの情報が出てきており、
もうネタバレということもないので、
この辺りで各主人公の詳細を書きたいと思います。
これは読まなくても、たぶん本編は楽しめると思いますが、
読んでいただくとより面白くなるかと思います。
2052年4月15日生まれ。23歳。
第2新東京工科大学大学院二回生。
十五歳の時に世界アルゴリズムオリンピックに初出場し、断トツの成績を挙げて優勝。
そこから三年間、連続で優勝を果たした。
オリンピックで、以前から世界選抜プログラム教育などで顔見知りであったアメリカ人のグレイ・F・ロズウェルと出会うが、一方的な好意を受け、その嫌気もあり、その後は、オリンピック出場を辞退した。
大会はオープンソース、且つネット公開で行われており、浜辺が恐ろしい速度でプログラムを組み上げていくその技術を目の当たりにしたネット民達は浜辺のことを『アルゴリズム神』と呼ぶようになっており、そのアルゴリズムの美しさに崇拝者すら現れた。
大会辞退後も独自に、特殊量子暗号化技術、そして、誰にも気づかれることのないハッキング技術を開発していた。
デバイスを操作するインタプリタ書き換えによってハッキングを行うため、一般コードにはその処理が現れず、ハッキング監視AIの目をすり抜ける技術であった。
まだ大規模処理を行うために、各デバイスそれぞれに大規模処理の一部を切り分けて書き込み、それら個々のデバイスはその処理によってどのような動作をしているのかを理解できないが、それらを繋ぎ合わせることで、実は意味ある結果が導き出されているという仕組みであった。
彼女はその技術を使い、自分の処理したい内容を社会の中に潜り込ませて処理を行っていた。
マニア好みのおさな可愛い顔とは裏腹に恐ろしいことを平気で実行してしまう一面も持っている。
そして、大学生の時、中間考査の勉強のため、図書館に訪れた。
その時、難しい顔で初級プログラム本を睨んでいる准教授に出会った。
准教授というネームプレートを首からぶら下げて、浜辺にとってあまりに簡単なプログラム、しかも紙媒体の本を真剣に眺め、悩んでいるその姿に、ギャップ萌えを覚え、その准教授に思わず話し掛けてしまった。
事情を聞くと、なんでもその人は誰にも破られることのない暗号化処理が必要だと。
世界を変えられるのに、それがないと逆に世界を崩壊させてしまうかもしれないと話をする。
浜辺はその時、まるで中二病の少年のような話をするその准教授に興味が湧き、力を貸すことを決めたのだった。
また、2069年に誰かの手によって量子コンピュータでの処理に関するアルゴリズムがネットに開示され、この時から量子コンピュータの処理速度が飛躍的に向上した。
一部のネット民からは当時オリンピックの圧倒的結果から『アルゴリズムの神』と呼ばれていた浜辺がやったのだという話も上がっていたが、真意は明らかにはなっていない。
あとがきは割愛させていただきます。




