ユキとネネとシキと
それだけのための話です。
ここまで読んで頂いている方なら問題ないと思われますが、
苦手な方は読み飛ばしてください。
読み飛ばす方用の説明として、この部分のサブタイトルの三人のせいで次の部分のような結果になっているという話です。
「――ん……ここは……?」
辺りは真っ暗だった。
なんとなく見覚えがある気もする……。
いや、真っ暗だけれども。
きっとネコたちの家の中だ。
あのまま意識を失って、誰かがここに運んできてくれたのだろう。
辺りが真っ暗なことから考えるに、今は夜中なのだと思う。
まったく……変な時間に起きてしまった……。
……それよりも……。
――重い……。
いや、重いというには軽すぎる気もする……。
……ん?何を言ってるんだ?俺は……?
いや、口に出してはいないんだけれども!
だがそれよりも……何を言っているのか分からないと思うが、俺も何をされているのか分からない。
頭がどうにかなりそうだ……。
とにかく、落ち着いて聞いて欲しい。
ありのまま今起こっていることを話すぜ……。
なんと、俺の上に三人もの女の子が乗っているのだ。
「……お兄さん……帰ってきてくれて……嬉しい……。」
聞き覚えのある声だ。
そう思った瞬間だった。
口に柔らかいものが触れ、心地のいい冷気が口の中に入ってきた。
それによって、それが誰なのかがはっきりと判る。
――ユキちゃんだ。
だがそうなると、俺の上に乗っているあと二つの影は……。
「――ユキばっかりずるいですぅ。私もお兄さんに元気もらいたいですぅ。」
うっすらと見える影は、頭に何かを乗せていた。
この娘も覚えている。
――ネネちゃんだ。
この娘はなぜどんな時でも帽子を取らないんだろう……。
「――そうよ。二人ばっかりずるい!私だって……!」
そう聞こえ、俺の分身がなにかとても心地のいいものに包まれる。
「――はうっ!?」
思わず変な声が出てしまう。
「――んふふー。わたふぃが一番しゃいしょなんらから。」
口に含んだままもごもごと喋っているのはおそらく、おかっぱ頭と大きな黄色いリボンが印象的なシキちゃんだろう。
「――ちょ、三人とも、何やって……?」
俺の口に触れていたものが離れるのを狙って、俺は小声で問い掛ける。
「……お兄さん……起きちゃったの……?ずっと寝ててもいいのに……でも……。」
ユキちゃんの声が聞こえ終え、再び口が塞がれる。
完全に口を塞がれ、口の中がぬるぬると撫で回される。
その快感のせいで、頭がぼうっとしてくる。
「――んもう!二人ばっかりずるいですぅ……私もお兄さん味わいたいですぅ……。――あ、そうですぅ!」
そう言ったネネちゃんは、どこから取り出したのか、細長い何かを持っている。
「――んふふー……わらひだってたまには目立ちたいんらもん!」
間髪入れずに、全く姿の見えないシキちゃんもそう主張する。
それよりも、今はネネちゃんの持っている何かが気になる。
……あれは……なんだ……?
細長いそれは……反っている。
反った形をしていて、薄っすらとだが、緑色をしているようにも見えなくもない……。
――いや、待て。
俺はあれを見たことがある……。
――――胡瓜だ!
でもそうなると……なぜネネちゃんは俺の体の上でそんなものを持っているのか……。
てか、どこからそんなものを出したんだ……?
「……うふふ、私の大好きな愛用のこれで…………ん……ふぁ……んあっ……!」
なるほど、愛用だったのか。
――いや、そうじゃない!それよりもだ!
ネネちゃんは、自分の小さな口の中へとそれを差し入れている。
――なぜ俺の上でそんなことを!!
そう、聞きたかった……。
「……ん……うふ……んあ……ん……んむぅ……んあ……。」
だが、ユキちゃんに口を塞がれている俺に、それは不可能なことだった。
ユキちゃんとシキちゃんにより、俺が意識を朦朧とさせられている間にも、ネネちゃんのおかしな行動は続く……。
「……はんっ……!ん……んぁ……!……んんっ!……んあっ!!……んっ……んっ……んっ……んあん!」
ネネちゃんは、口に入れたそのキュウリを出し入れしているのだ。
「……どう?気持ひいいれしょ?んふふー。いっふぁいしてあげるんらから。」
シキちゃんは俺から離れる気はないようだ。
――だ、ダメだ……!このままでは……!
「――ん……んふ。……んん……んー……んまっ。ん……んふ……んま……んん……。」
だが、俺の塞がれた口からは、たった一言の抵抗の言葉すらも発することはできなかった……。
それにも関わらず、ネネちゃんの行為も止まらない。
「……ん……んあっ!……んっ……!んはっ!……ん……ふぁ!んっ……んっ……んっ……んっ……あっ!……あっ!!……あっ!!!……ん……んんっ!!…………んああああああっっっ!!!」
「――――っ!!」
ネネちゃんの一際大きな声が聞こえ、俺も限界に到達してしまう。
それと同時に、俺の腹の上には生暖かい液体がピピッ!プシャプシャ!と溢される。
そのままネネちゃんは俺の胴体の上へと倒れ込んでしまった。
「……んあ……ネネばっかりずるい。……私も……したい……。」
ユキちゃんはようやく俺の口を解放してくれ、そんなことを口にする。
「――そうそう!じゅるいじゅるい!私も!」
シキちゃんもそれが聞こえていたのか、口の中にベタベタしたものを含んだままのような声でそれに同意する。
そのすぐあとだった。
ネネちゃんが俺の身体に寝そべった代わりとでも言わんばかりに、今度はユキちゃんが俺の顔の上に乗る。
「――ちょ、ユキちゃん!?……なにを……!?――んんっ!?」
上に乗ったユキちゃんによって、俺の口は再び塞がれてしまう。
「……お兄さん……私のこと……気持ちよくして……?」
ユキちゃんは大人しく、だが艶めかしく、そんな要求を口にする。
そんな異常な状況のせいで、俺は再び元気になってしまう。
「――じゃあ、私もする!……ん……んん!」
便乗するシキちゃんの声だ。
シキちゃんもユキちゃんと同様、俺の身体の上に乗る。
「――んん!!」
……これは……きつい……!とてもきつい!
「……ず、ずるいですぅ……。じゃあ私も、もう一回。」
ネネちゃんは、倒れ込みぐったりとした体のまま俺の胴体へとがっしり抱き付く。
液体で濡れたぬるぬるとした生暖かい身体を俺へと擦り付けてくる。
「……は……ん……ん……んあ!……あっ……ん……あ……ん……んあっ……!……あ……あっ……んんっ……!あっ!」
三人の声が聞こえる。
もはやどれが誰の声なのか分からない。
三人のいる場所からは、声と共にそれぞれピシャピシャと液体の音が聞こえ続けている。
まるでそれが本能であるかのようだ。
そのために生まれてきたロボットのようでもある。
あるいは、何かに憑りつかれたようにと表現してもいいのかもしれない。
血の足りなくなった体に採血を行っているような……。
いや、そんな微々たるものではない。
何日も何も食べずいて、そこに最高のご馳走を与えられたような。
そんなようにも感じられる。
そうなると俺は、この娘たちにとっての食事とでもいったところだろうか。
――ダメだ……!もう、頭が回らない……これ以上は!!
「――うっ……イッ――――!!」
それとほぼ同時だった。
「「「―――いううううううっっっ!!!」」」
三人の女の子の可愛らしくも甘い声が聞こえる。
三人の身体は、俺の上でビクビクと震えていた。
その後のことは何も覚えていない……。
身体中の力を全て吸い出されたように……眠ってしまった――――。