バレるズル
ダブルデートを終えた翌週の6月18日の火曜日。
昼休憩の際に島田から呼び出された。
彼女の強硬手段で自身の胸を揉ませられた。
放課後に美浜は部活をズル休みをしようと俺の元へ駆け寄って来た。
「あっちゃん、昼何処に行ってたのさ?もう寂しくてもう昼食どころじゃなかったよぉ!今からショッピングモールで服ぅ買いに行こっ!」
「あおち……蒼依、寂しくさせたのは悪かったよ。部活休むのは良くないんじゃ——」
「どうしても今日、あっちゃんと居たいのっ!ねっ、付き合って!」
彼女が俺の腕に腕を絡ませて引き摺って行こうとする。
「あぁーっ!!やっぱり此処にっ!?アオぅー、さっさと練習着に着替えて体育館に行くよ!」
茶髪のウルフカットの目尻が下がった女子が大股で俺と美浜に近づいて来て、美浜の片腕の手首を掴み、俺から引き剥がした。
「あーっ、あっちゃんカヨに言ってやってよぅ、あおちゃんとデートがあるかぁ——」
「つべこべ言わず、さっさと練習するよアオ」
「あっちゃん、助けてぇー」
俺はカヨと呼ばれる女子に連行されていく美浜を見送り、通学鞄を肩に提げ、教室を出ていく。
階段の踊り場で多野日和に出会し、会話が始まった。
「あっ鴻上先輩、また一人ですか?美浜先輩とは一緒じゃないんですか」
「あぁそうだよ。多野さんも一人らしいね」
「えぇ、そうです。唐突ですけど、ゲーセン行きません?」
「遠慮しておくよ」
内巻きにした前髪に触れながら、不服そうに下唇を尖らせ、不満を漏らす。
「ちぇっなんだぁ……ほんと、ノリ悪いですね。夏休みは付き合ってくれますか?」
「内容にもよる」
「うーん……入る余地ないんですか」
「ないかな」
多野と別れ自宅に帰宅した。




