*小物編
これから、細々した付属品を描いて行きます。
このキャラクターは衣装とほぼ変わらない場合が多いので、他の部分と色が被りすぎず統一性が出るよう注意しました。
*金属部分を描く
下地
Y00
本色
Y06
影
Y17
YG93
ここで、グリーンも使っていますが画像がありませんでした。私は金属の影にはY+YG系の90番台かWを使うことが多いです。デジタルでもそうですが、錆びっぽいイメージで灰緑を入れています。
簿かす
R0000
簿かす色はRの薄い色。何となく金属は他と違う塗りにしています。
ホワイト
修正ペンでホワイトを入れます。
*飾紐を描く
飾紐は紫色です。
下地を塗る
使用コピック VR000
本色
使用コピック V04
影をつける
使用コピック BV 04
簿かす
使用コピック R000
最後に簿かして完成です。ここまで、さーっと塗りました。紐は青紫のイメージで09や08を使うほど濃いイメージではないのでこれで終了です。
*下甲冑部分を塗る
白の甲冑部分を塗ります。
C-1
この部分は下が白で上が赤です。
影を入れる
C-2
アクセント
E40
古ぼけた感を入れたくて何故かたくさんあるE中盤を使って塗りました。多分茶髪用でしょう。これで白部分は完成です。
赤の部分を塗ります
使用コピック R29
全体的に暗すぎず、明るくしたかったのでRVではなくRを使いました。
簿かす
使用コピック V01
下の着物や椿と被らない色にしたかったので使っていない色で塗ります。
馴染ませる
使用コピック RV02
最後に中間色で馴染ませて完成。
*刀を描く
柄
下地
R000
本色
R29
簿かす
R30
鍔
鍔は金属部分より鈍色のイメージです。
本色
W4
簿かす
BV000
影
YG91
この辺のG、YGの90~80番は多種多用に持っています。灰緑に見える色ですかね。本来の緑色を使うときも使いますが、それ以外の部分でも使います。
簿かす
E40
最後にE40で馴染ませて完成です。
刀の刃を描く
この刀の刃は黒です。黒曜石をイメージして→方向に光っているイメージで塗ります。
*本色
BV04
刃をイメージして塗ります。
*影
BV08
更に濃い色を重ねます。
どうせ見えないのであまり描き込まず、パッと刀の刃だと分かるように塗ります。
*簿かす
R0000
*発光部分
B52
グラデーションで発光しているイメージで着色しています。
*簿かす
B0000
アクセントとして、発光しているイメージでB0000、R0000番を本来の色以外と合わせることは良くあります。
*ホワイト
開明墨汁白
もう金属部分に入っているので光っているイメージ少し入れて終了。
※で、ここからの作業工程はほぼ同じです。
コピックの着色方法って基本が形成されると他が変わることはありません。
この色、使ってみようか、ここにこの色合わせようか、というほぼ経験則に基づく着色と発想になります。
※下地、本色(中間色)、簿かす、影、簿かすという工程でどの色を使うかは描く人のセンスです。後は様子を見て統一性があればいいと思います。
※私のアナログ着色はあっさり~凝ってるの凝ってる寄りの中間だと思います。私の現段階での、自分が出せる最高の画力がそこだからです。
*と、色々小物を塗って完成
※人物の着色まとめ
使ったもの
コピック、Gペン、マルチライナー筆、カレーパステル、ボールペン(茶)、水彩色鉛筆(輪郭細用)、修正ペン(ホワイト)、です。
ここまで来るとほぼ完成。
時間は一気に着色して6時間ぐらい。
小物だけなら一時間もかかりません。
アナログは良くも悪くも一発勝負なのでデジタルより時間がかかりません。黒はやっぱりコピックの黒ではなくマルチライナーの筆です。
黒に対しての発光色は薄いピンクです。
この感覚もやはり好みというか人それぞれな気もします。
アナログでの黒や濃い色の着色のコツは全部を塗らないことです。
小さな隙間、と言えば良いでしょうか。今までの画像で太い線画に細い線の補助線が入っています。これを着色するか、しないかはその時の様子を見て決めます。
塗らない部分を簿かしていく、という方法です。