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四つ葉のクローバー  作者: 汐月 羽琉
第二章 まぶしい
7/8

焼き付く銀色

 着け慣れないリボンが曲がっていないか、襟元を何度も確かめる。

「……よし」

 もう回数を忘れるぐらいまで確認して、ようやく私は鏡の前から離れた。

 今までの見慣れたセーラー服ではなく、初めて纏うブレザーの制服のスカートが、視界の端で揺れている。

 春休みも終わりを告げ、今日はとうとう高校の入学式。

 入学前から変わらず、楽しみはなくはないが、不安が大きい。中学までならたとえ友人ができなくても藍音のところまで逃げればよかったが、学校が分かれた今回ばかりはそうはいかない。

 いつまでも藍音に頼りっぱなしというわけにもいかないので、自立するチャンス。

「……そう考えられたら苦労はしないんだよなぁ……」

 階段を降りつつ呟いて、ため息をつく。自分の性格はよく分かっていた。

「何、入学式だっていうのにため息なんてついて」

 聞こえてしまったのか、洗面所で髪の毛をセットしていたらしい母親が、怪訝そうな顔をしていた。何でもないと笑って誤魔化して、一緒に家を出る。

 父親は休みが取れなかったようなので不参加だが、母親が保護者席に座ってくれるようだ。

 今日は幸いにも晴れたのでとてもあたたかく、ぽかぽかと照らす陽光が心地よい。

 雑談を交わしながら敷地に入ると、私と同じように真新しい制服を着た生徒たちや、その保護者がたくさんいる。さすが入学式当日だ。

 保護者用の出入り口は生徒玄関とは違うので、途中で別れた。壁に張り出されている名簿を確認してから一度教室に荷物を置き、軽く指示を受けて、出席番号順に並んで体育館に入る。

 案の定、入学式自体は退屈なものだったが、無難にこなすことはできた。式の間も、自分を含めた新入生たちは何となく落ち着きがなくて、多分、周囲から見たら初々しいと言われる部分はこういうところなのだろう。

 私はやっぱり緊張していて、祝辞や新入生代表の挨拶などが上手く耳に入らない。暇そうにしているのではなく、私のようにそわそわとしている子たちは同じような状況に違いない、とか、勝手に思っていた。

 式が終わると、改めて教室に集合させられる。

 保護者たちが後ろで待機している中、新入生たちは自分の席に座って、担任となる教師の話を聞くこととなった。

 あ行で始まる名字の生徒が割に多いクラスのようで、『井上』の私の席は一番廊下に近い列の最後尾。これ幸いと不自然にならない程度に周囲を見渡したら、クラスメイトとなった人たちは、同じ中学校だった子も何人かいるが、他校出身と思われる初めての顔が多い。

 こういう場合、出身中学が同じである人と親しかったならばよかったのだが、いかんせんクラスが一度も一緒になったことがないから、難しそうだ。

 やっぱり隣の子に話しかけてみるのが一番なのかな、と、先生からの話を半分ぐらい聞き流すようにしいつつ考える。

 ちらりと隣を見ると、少し明るめの髪色をした女の子が座っていた。無意識なのか、楽しそうな笑みを浮かべながら先生の方へ顔を向けている。

 きっと地顔が笑顔なのだろうな、などと考えていたら、視線に気づいたのか彼女がこちらを見た。

 とっさのことに驚くことしかできずに息を呑む。

 女の子の方も不思議そうに目を瞬かせてから、にこりと笑った。それはとても明るい笑みで、釣られてこちらも笑顔になってしまう。

 彼女はすぐに前に向き直ったので私もそれに倣ったが、真正面から顔を見て、見覚えがあることを思い出した。確か同じ中学だ。

 元気な話し声が廊下から聞こえてくるので覗いてみると、その中心に彼女がいたことが何度かあった。私はどちらかというと休み時間も自席で本を読んでいることが多かったので、タイプの違いから交流がほとんどなかった。

 やがて入学に当たっての諸連絡も終わり、解散となった皆が一斉に立ち上がり始める。

 母親は保護者会があるから先に帰っていていいと言っていたし、本屋にでも寄ってから帰ろう。

 思案しつつ真新しい鞄を持ち上げようとしたところで、軽く肩を叩かれて明るい声がかかった。

「ねぇ!」

 そちらを振り返ると、隣の席の子がにこにことしながらこちらを見ている。声の主は彼女のようだ。

「えっと、井上さん、だよね?」

「う、うん」

「野上川三中だった?」

「うん、そう。えっと……確か同じ、だったよね」

 私が通っていたのは野上川第三中学校。生憎とこちらは名前を把握していないが、彼女もそのはずだ。

「うん、そう! あ、ウチ、加川(かがわ)七瀬(ななせ)っていうんだ。これからしばらく隣みたいだし、よろしくね!」

 そう言って手を伸ばしてくるので、そっと手を差し出して返す。

 握られたその手は、割と勢いよく振られた。それこそ、ぶんぶんという典型的な効果音が聞こえるのではないかと思うほど。私はちょっと目を回しそうだった。

「えっと、井上流依、です。こちらこそよろしくね、加川さん」

 何とか名乗ると、女の子――加川さんはまた明るく笑った。こちらの表情まで釣られて綻びそうな、明るい笑みである。

「七瀬でいーよ! 中学の頃から皆にそう呼ばれてるし」

「あ、ありがと。じゃあ私も流依でいいよ」

 ちょっと笑うと、加川さん、もとい、七瀬は元気に頷いてくれた。

「流依って中学で合唱部だったよね? 高校もそうするの?」

 確かに私は中学校では合唱部に所属していて、それなりの成績を残していた。選択肢としてはアリだが、高校の部活というものは本気度が高いと聞くし、小心者かつ根性なしである自覚のある私が、厳しい練習に耐えられるのか自信はない。

 そのため、合唱部への入部有無以前に、高校で部活をやるのかも悩んでいるところだ。

「うーん……まだ考え中ってところかなぁ。七瀬は何かやるの?」

「ウチも悩み中ー! 見学とか行って決めよっかなぁって」

「それもいいね」

 曖昧に濁した回答にも七瀬は愛想よく答えて、うんうんと頷いてくれる。

「七瀬ー、帰ろうぜー」

 ちょうどその時、元々親しいらしい男子の声が呼び声が聞こえて、七瀬がそちらを振り返る。

「あ、ご飯の約束してるんだった。ウチの幼馴染みなんだけど、流依も来る?」

「あ、ううん。私もちょっと別の用事あるから」

 ほぼ初対面の人たちと一緒にご飯を食べるのは、正直しんどい。一瞬駆け巡った考えに、思わず、そんな返答が出てくる。

 本屋に行こうとは確かに思っていたが、取り立てて重要な用事でもないので、誤魔化すような形になってしまった。

「そっか。じゃあ流依、また明日ね!」

 でも七瀬はそれを疑った様子もなく、笑顔で手を振ってくれた。

 手を振り返してから廊下に出て、大きく息を吐き出す。

 自分の意気地のなさに嫌気が差した。せっかく話しかけてくれて、お昼の誘いまでしてくれたのに、今まで関わりを持ってこなかったタイプの人だから、まだあまり勇気が出ない。自己防衛の言い訳で、距離を置いてしまった。

 高校からは、藍音は傍にいない。托也さんにも、もう頼りきりではいられない。そして、兄妹であるという事実を知った上で彼を好きでいようというのなら、強くいられる心も持っていなくてはいけない。

 つまり、私自身が変わらないといけないのだ。

 明日は、七瀬に自分から挨拶するなり、話しかけてみよう。保護者や生徒でごった返す廊下を何とか歩きながら自分に言い聞かせて、生徒玄関に向かう。

 歩くにつれ、外が騒がしいのに気づいて目を瞬かせた。自分のうじうじ加減とかが一瞬どうでもよくなるぐらいには賑やかである。

「野球部です! 一緒に甲子園目指しませんかー」

「サッカー部でーす! 経験者大歓迎! マネージャーも募集中ー!!」

「演劇部、体験入部やってまーす。見学だけでも大歓迎なのでよろしく!」

「日本の伝統を体感できる茶道、やってみませんかー? 初心者大歓迎!」

 よくよく聞くと、そんな勧誘の声や、恐らく吹奏楽部と思われる演奏の音だということが分かった。

 靴を履いて、室内からそっと外を覗く。

 帰ろうと校門に向かっていく新入生に在校生が声をかけていたり、勧誘のビラが飛び交っていたりと大変な状況だ。

 私は自然と真顔になっていた。ここを通り抜けて帰れるとはどうも思えない。

「どうしよ……」

 他の出入り口はないだろうか。

 今日だけで得られた情報を必死で脳内から探していると、校舎から体育館へ通じる渡り廊下が外にも接していたことを思い出す。入学式の入退場で渡り廊下を通った際、直接外の景色が窺えたからだ。

 そしてそこからなら、正面の門を使わずとも、グラウンドや体育館の方にある別な門が使える。たとえば、恐らくそちらは似たような状況のような気がするが、裏門とか。

 それと、もうひとつの出入り口として東門が存在して、学校の敷地内外にある木々で隠されるような状態で鬱蒼としているから、生徒はあまり近づかないとのこと。なぜ知っているって、合格発表の時に、この学校の卒業生である父親が教えてくれたからだ。

 昔はそれなりにやんちゃだったと見える父親は、先生の目を盗んでこの東門から学校を抜け出して、こっぴどく叱られた経験があったらしい。

 母親はその話に呆れていたが、私は笑ってしまった。ちょっぴりいいことを聞いた気分になったし、今では比較的真面目に生きている父親にもそんな過去があったのかと、意外に思う気持ちもあったし。

 今こそ、その情報を有効活用する時だ。履いた靴を一旦脱いで、人波をくぐりながら体育館の方へと向かう。

 間もなく見えてきた渡り廊下には、簡易的な下駄箱が設置されているのが見えた。廊下はやがて途切れ、コンクリート打ちの地面となる。そこに私は新品のローファーを下ろして、その必要もないのに駆け出した。

 父から聞いた東門の方向に向かう。人はどんどんと減っていくので、やはり東門の存在はあまり知られていないのだろう。

 しかし、確かに落ち葉や雑草にまみれてはいるが道が存在している。それを辿ると、やがて古びた門が現れた。父の記憶に間違いはなかったのだ。

「よ、っと」

 ギイギイと年季の入った音を立てる鉄扉を開けて門を出ると、そこに広がっていた景色には見覚えがある。入学前は出入り口を特に意識していなかったが、何度かこの前を通っていたのだ。

「多分、こっちに行けば……」

 人通りのあまりない細い道を抜ければ、景色が開ける。目線を下げると見える川は、地名の由来にもなっている野上川だ。

 斜面となっている川べりの草むらを慎重に下り、途中で足を止めた。

 川の流れる音と、少し冷たい風。頬を撫でる温度の冷たさに少しだけ目を閉じてから、周囲に人が居ないことを確かめた。

 声に節を乗せ、腹から響かせるようにして言葉を紡ぐ。歌となった音は周囲に淀みなく響いていった。

 野上川は、私の逃げ場所のひとつだった。家が嫌になっても托也さんのところにも逃げ込めないとき、逃げてきては叫ぶように歌った。

 そういうときは大抵頭が沸騰しかけているから、人目はあまり気にならない。もう少し下流の方に行けば別だけれど、この辺りは河川敷に公園があるわけでもないから、さほど人が集まらない印象だった。たまに犬の散歩やランニングをしている人がいるぐらいだ。

 今は冷静だから、人に見つかったら少し恥ずかしいなという思いが微かにはあったが、あまり長々と家で歌っていればうるさいと言われるし、部活をやっていない今となってはここが一番気兼ねなく歌える場所だった。

 好きな曲にあらゆる感情を込めて歌う。押し殺さなければならなかった思いや、忘れたいと願った気持ちを、何ひとつ零さないように、昇華していく。頭が空っぽになって、クリアになっていく。

 一番のサビまで歌い終え、一息をつきつつ大きく伸びをした――その時だった。

 カサリと葉っぱがこすれるような音。続けて感じた人の気配。驚きと共に振り返ると、そこには果たして、人が居た。

 背の高い立ち姿。勢いを増してきた風により、長めの黒い髪がさらさらと揺れている。私を真っ直ぐに見ていて、知り合いだっただろうかと考えるも、見覚えがない。

 同じ高校の制服を身に纏っている男子生徒だが、ネクタイの色は緑色だった。私のリボンの色である赤とは違う。

 晴れて今日入学した私の高校は、ネクタイやリボンの色で学年が分かるようになっている。一年は赤、二年は緑、三年は青といった具合に。

 そのため、私のリボンの色と一致しない時点で、上級生ということは確定していた。同級生でさえまだ知り合いは七瀬一人という私が、上級生に知り合いがいるわけがない。

 私は言葉が出てこなくて、ただ硬直した。

 なぜなら、髪色こそ派手ではなかったものの、その男子生徒の耳にはけっこうな数のピアスが着いていて、背が高いこともあり、ちょっとした威圧感があったからである。

 托也さんも両耳にひとつずつピアスが空いてはいたが、シンプルなものしか着けていなかった。好みの問題であることは承知しているが、目の前の彼のピアスはゴツめのものも多く、見慣れない私にとって、身構えるには充分な理由となった。

「……新入生、だよな」

 お金とか要求されたらどうしよう。

 私がそんな失礼なことを考えながら冷や汗をだらだらと流しているなどつゆ知らない男子は、怪訝そうにこちらを見ている。問いかけに対し、いつまでも返答がないからに違いない。

「そ、そう、です」

 声がひっくり返りそうになるのをなんとかこらえ、こくこく頷く。

「ふーん……歌、好き?」

 相槌を打つようにして彼も頷いてから、淡々とした感じで尋ねられた。

 低めの声が心地よく鼓膜を揺らして、あれほど暴れていた心臓が徐々に落ち着きを取り戻していく。

 不思議だった。名前さえ分からない初対面の人だし、外見の威圧感も変わらないのに、その声だけで怖い人じゃないかもしれないなんて思っている。

「……はい」

 再度ゆっくり頷くと、男子生徒の口角がわずかに持ち上がった。

「そうか」

 ほぼ表情がない顔だが、かなり整っていることにそこで初めて気づいた。托也さんも格好いい顔立ちをしているが、この人はどちらかといえば『綺麗』という表現が当てはまると思う。男の人に使うものとして適切かは分からないが。

「……あんた、名前は?」

「え。あ、えっと、井上、流依……です」

 数拍置いてからまた問われたので、今度はすぐに応じた。男子生徒はまた「ふうん」と興味があるのかないのか分からないような返答を寄越して、何がしたいのか分からない。

 今度は私が怪訝な顔になって、相手にもそれが伝わったらしく、思案するように天空を仰いでいる。多分、何かを伝えあぐねていると言った雰囲気。ますます謎だ。

 体感的にはかなり長い時間が経ってから、腕組みをした男子生徒が改めてこちらに向き直る。

「……長谷川(はせがわ)(しょう)

 身構えたものの、発されたのは何でもない、ただの自己紹介だった。「あ、はい」なんていう気のない応答になったのは申し訳ない気持ちはあったが、だいぶ悩んでいたようなのに発されたものがそれとなれば、こちらとしては拍子抜けだったのである。

 でも、そういう私の反応は、長谷川昌と名乗る彼にとっては別にどうでもよかったらしい。さくさくと草を踏みしめる軽い足音を立てつつ近づいてくる。

 また身構えそうになったところで、すっと紙が差し出された。

「え」

 私が目をぱちぱちとさせていると、そのまま半強制的に手渡される。

 何が書いてあるのかと見下ろすと、勧誘の文言と、「入部希望者はココに集合!」なんていう目立つフォントと、『軽音部』という文字が目に入った。

「ええ!? えっと、長谷川先輩!?」

 何も説明がされないままそのまま立ち去ろうとしてくるので、反射的に呼び止めてしまった。

 振り返った涼やかな目元と、耳に輝く銀色に身体が強張りそうなのを何とか押さえつけて、見上げる。

「こ、これって」

 さすがに誘われているとは分かるし、恐らく部員なんだろうとも察するが、なぜこんなきっと目立つだろう人からお世辞にも可愛いとも美人ともいえない私に誘いが来るのか、わけが分からなかった。

「綺麗だと思ったから、あんたの声が」

 私が何にも分かっていないことを悟ってくれたらしい。長谷川先輩は踵を返しかけていたのを中断して向き直り、また淡々と告げる。

 表情が動かないから一瞬聞き間違いかとも思ったが、そうではない。目は真剣そのもので、彼は本気で言っている。

「興味が少しでもあれば、明日来て。一応、今は俺が歌ってるけど、イメージとは全然違う。でも、今の歌……俺はいいと思った。あんたの声が欲しい」

 スラックスのポケットに手を突っ込んで、また微かに笑んでみせた彼には、妖しい魅力があった。

 小説の中で何度も見かけた『蠱惑的』という言葉は、きっとこういう人のためにあるのだろうと思い知って、背筋がぞくりとする。きっとステージ上では、男女関わらない何人もの人々を魅了しているのに違いない。

「で、でも私、楽器とか何にも、」

「そんなの別にいいよ。俺はあんたの声がいいと思った。声さえあれば別にいい。楽器なら、やりたいなら後からでも練習できるし。思いっきり歌える場所が欲しいなら、来ればいい。興味がないなら捨てても俺は気にしないし。じゃーな」

 はっとして言い募ろうとしたら、それにはさして関心がなさそうに肩を竦めて片手を振る。そのまま今度こそ立ち去っていくその背中には、今気づいたが、ギターケースと思われるものがあった。

 声さえあれば、なんて、割と酷い言い様だが、下手に褒めそやされるよりシンプルで、心を抉る。

 長谷川昌。軽音部の部員で、恐らくギタリスト。そして今はボーカリストでもある、らしい。それ以外にはほぼ何も知らないと言ってもいいぐらいの、短い出会い。

 手渡された勧誘のビラを見下ろす。それは少しポップなタッチだったので、あまり彼の雰囲気にはそぐわなくて笑ってしまった。

 でも、感じる。

「軽音、部……」

 胸が微かに高鳴っているのを。

 私が欲しいとか、私が必要であるとか、そんなことを言われたのは初めてだった。

 風がますます強まり、遠ざかっていく彼の姿を砂や埃などが霞ませていく。

 もらったビラが吹き飛ばされないようしっかりと握りながら、私はその背中を見つめていた。

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