94、初級学校開校の当日(1)
いたずら好きが・・・・
ついに初級学校開校だ!
早朝からルルさんと最終の打ち合わせ。
ルルさん今日の予定は、
9時 開校式典
10時 入学式
11時 始業式
でいいんだよね?
え、12時から開校の祝賀会?
挨拶もあるって!
聞いていないよ。
忙しくて行ってなかったかもしれません、すいませんって。
仕方ないね。。。。。
さて、今日も日課の神様へのお供えとお参り。
いつもありがとうございます。
今日も無事にこの日が日程が済みますように。
おっと、皆さんおいでになってくれましたか。
お祝いだから。
いつも以上の加護をって。
えー、加護の重ね掛け。
そんなのありですか。
いつもの3倍の効果!
1日なら持つって。
はー、ありがとうございます。
あ、お客さんがいるために皆さまが食堂を使えなくて申し訳ありませんね。
大丈夫気にするなと。
本当にありがとうございます。
がんばれよって。
はい、しっかりやってきます。
????
サプライズ好きがいるようだから気をつけろですか?
動揺しないように>
はい、こころに留めておきます。
ではいってきます。
神様に送り出された食堂へ。
三公爵夫妻、ルミ第二王女、カラン国の一行、婚約者達、ルル内政官、マリ校長が勢ぞろい。
一緒に朝食を。。。
神様の言っていたサプライズはまだのようだね。
ルミ第二王女あたりが怪しいけど。
さて、もう記念式典の1時間前ですよ。
会場で記念式典への参加者を迎え入れなくてはいけないね。
入り口でお迎えですよ。
壇上には三公爵とルミ第二王女とミオさんとマリ校長が着席。
で後は私の席と。。。。
あれ、もう一つの席はどなたの?
サプライズ!まさか。
「タケハヤ公爵、おめでとう。お祝いに来たぞ」
これですか。
国王陛下。
ルルさんは知っていたのですね。
皆さんも。
あの笑いルミさんは主犯格ですか。
ここは冷静に。
「これは国王陛下、やはりおいでになられましたか。お待ちしていました。壇上にも席が用意してございます」
「なんじゃ、驚かないのだね。サプライズだったのに。昨日はわざわざタカオ町の別荘に泊まったのにな。まあお見通しか。流石賢者っというところかな」
「いいえ、驚かせて頂きました。ではお席にご案内します」
神様ありがとうございます。
まあ、ルミさんの国王陛下の名代としての祝辞が国王陛下本人の祝辞に変わっただけで式典は問題なく終了した。
はい、挨拶もしっかりさせていただきました。
領主として学園の理事長としてね。
よし、次は入学式だ。
え、国王陛下も祝辞を述べてくださるのですか。
それって前代未聞ですけど。
お読みいただきありがとうございます。




