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不思議なパン  作者: TKSZ
93/258

93、初級学校開校前日

前日から大忙し。

これって本当に開校式典のため?

忙しくなった!


昨日もAGT開通でお祭り騒ぎになっていたけどね。

公園では開通のイベントもなったの?

聞いてなかったけど。

言ったと思いますって。

そんな事いちいち気にしないで、領主様はもっとどっしりとって。。。

いや、昨日は運行管理を助けて忙しくかったから、まあそれどころでなかったなあ。

あ、婚約者の皆さんがイベントを見に行ってくると言ってたのがそれか。


で、今日は。。。。。


「隆司君、来たよ」

「ナリタ公爵様、よくおいでになりました」

「ははは、硬いね。いつもの様でいいよ」

「他の皆さんもいますからここでは公式で」


まあ、三公爵の皆さんをはじめ国内の貴族の皆さんが大挙して開校記念式典に参加するということで領都を訪問いただいている。

高級温泉旅館も大盛況。

貴族が部屋を取り合っている。

数日前に増築しておいてよかった。

三公爵は領主館に泊まるよ。

あ、カラン国のケルン第一王子とカレン第一王女カレン。

4月からで弟の第三王子と妹の第二王女がタカオ町にある中級学校に入学したが第三王女が初級学校の6年生に編入、第四王女は初級学校の1年に入学することに決めたということだ。

二人とも第二王妃の娘だ。

カラン国のケルン第一王子とカレン第一王女は保護者ということで来ている。

カラン国からの道中はケルン第一王子が引率してきたらしい。

カレン第一王女はムサシノ王国の首都でヒカワ公爵の弟子になっているからね。

カレン第一王女はマリ校長とも仲がいいんだって。


すでに住宅街2区に屋敷を用意してあるが、流石に他国の王族だから今日は領主館で歓迎するよ。


王宮からはルミ第二王女が国王の名代で来ているけど何か意味深なことをぼそっと言ってたな。

何だろう。


入学式に出席する保護者も多いし、転入ということで送りに来た保護者もいるよ。

今回、カラン国みたいに屋敷を用意して子供を住ませている貴族や商人もそれなりにいる。

それで転入、入学が増えたようだね。


領都外から訪れた皆さんのお目当てが温泉とAGTだね。

公衆浴場も高級温泉旅館に負けないぐらいの大盛況。

さらにAGTも大人気!

地下なのが残念だけどね。

環状線が開通したら乗りに来るって!

わざわざ?

はい、ありがとうございます。


うちの領都のもできないかと尋ねてくる貴族もちらほら。

さらに街道に敷設して都市間交通にはできないかということも。

街道ということになると国王陛下と相談しないといけませんね。


え、カラン国とムサシノ国間にですか?

カラン国の王都にも!

明日の行事終了後にケルン第一王子がムサシノ国王と話をしに行くって?

お国に方は?

ああ、カラン国王はケルン第一王子に一任と言っているって。


カラン国はイサ町の先にあるんですよね。

一度私も訪れた方がいいのかな?

国王陛下とも相談だね。


夕方の来賓をもてなすパーティーも大変だったよ。

婚約者達だけでなくカレン第一王女や妹さんたちのダンスのお相手まで。

ルミ王女のはしゃぎようがまた。。。。。

ルミ王女、貴方のお姉さんをからかわない。

タカシ様と私の相性がいいって。

誤解を招くから。

次から次へと貴族の令嬢のお相手をしましたよ。

その度に婚約者の視線が突き刺さるのですけど。


「愛されているのよ」


ってルルさん耳元で囁かない。

また婚約者の視線が。。。。


明日まで持つかな。


明日の騒動のフラグが立ったって。


お読みいただきありがとうございます。

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