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不思議なパン  作者: TKSZ
79/258

79、精霊魔法

精霊魔法最強

朝起きてすぐにリサさんに断わってから『魔法のケーキ』を作りに行った。

『魔法のケーキ』ができるまで、自宅で精霊たちと会話をしたよ。

いろいろな精霊が周りに集まってくる。

皆、口々に心配していたことを伝えてきた。

精霊たちにありがとうと伝えた。

精霊たちは私の友人になってくれているんだね。


精霊魔法について教わったよ。

精霊と心を繋いでお仕事をお願いすればいいんだと。


「精霊さん。コップ一杯の美味しい水をお願いします」


目の前のコップに水が満たされた。

飲んでみた。

美味しい。

表現できないほど美味しい。

幸せの美味しさ。

心を満たせてくれる美味しさ。

何体もの精霊が協力して作ってくれたらしい。

感謝をしていると『魔法のケーキ』ができた。

ホームベーカリーの蓋を開けると一体の精霊が飛び出してきた。

姿まで見えるんだ。

ほとんどの精霊とは存在を感じることと声を聴くことぐらいだけの友人だ。

時には姿を現すこともあるというが。

ホームベーカリーの精霊は姿を見せて空中に浮いている。


『初めまして、貴方がそのホームベーカリーの精霊さんですか?』

『はい、そうです。よろしくお願いします』

『こちらこそありがとう。貴方「魔法のパン」を作っれくれたのですね 』

『はい、しかし、タカシ様ですからできたのですよ』

『そうなのですか?』

『はい、間違いありません』


時間もないのでまた後で話すことにして移動する。

『魔法のケーキ』を持ってリサさんの別荘に。

更にリサさんとともに領都へ。

神様にお供えをしてお礼の言葉を伝える。


16柱の神様が現れた。

口々に、精霊と心を通わせることがまたできるようになったことと精霊魔法が使えるようになったことを祝ってくれた。

今回は宴会を自粛するらしい。

神様たち宴会が好きだな。


アスカ神様が神々が、精霊が、婚約者や周囲の人々がいかに心配していたか伝えてきた。

謝罪と感謝で心がいっぱいだ。

多くの存在に支えられていることを再び実感する。

ありがとう。

そしてこれからもよろしくお願いします。


朝食でも感謝を伝えた。

そして、今日の作業に移ることにしました。

精霊たちが生き生きとして手伝ってくれているね。

複数の事が自分の周りでならば一度にできる。

並行してできることの数は今までの10倍以上。

心の目で精霊たちの活躍が見えているよ。

瞬く間に造成が進んでいく。

すごいことが判ってきた。

精霊魔法を発動すると精霊たちはタカシの能力を一時的に使えるようになった。

同じものを作ったり、共同で作業したり思いのままになった。

頭の中にある図面も伝わる。

これはすごい。

流石にブレスレットや腕輪など持ち物だけに存在する能力は精霊に使ってもらうことができなかったよ。

更に、精霊たちが自分たちで必要なことをやってくれる。

こちらの考えがわかるかのように。。。。


王都の造成は午後3時までにすべての街区の道の造成と土地の造成が終わった。

もちろん昼食はとったよ。

ちゃんと1時間に昼休みだよ。

昼休みに精霊たちの『魔法のケーキ』を食べたいというリクエストにこたえた。

アスカ神様の許可を得てからね。

精霊たちはゴマ粒ほどあれば十分らしい。

『魔法のケーキ』を皿の上に出したら、どんどん減って行った。

近くにいた精霊たちがみんな集まったのか?

大丈夫かな?

問題ないんだね。

足りたかな?

それも大丈夫だって。。。。

精霊たちは午後更にパワーアップしたので先程の結果となった。


午後3時から5時までどうしようか?

思いつく公共の建物を建てた。

衛士詰め所を各地の。

治癒院も2つの街区で1か所ぐらい。

学生街には2か所。

住宅街にもコンビニのような便利な商店を。

公衆浴場の数も増やした。

相談して消防署を2か所造った。

あ、という間にできてしまった。

精霊さんたちにお礼を言って、本日の作業はお終い。

精霊魔法ってすごいね。


午後6時には領主館に戻ってゆっくりしたよ。




お読みいただきありがとうございます。

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