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不思議なパン  作者: TKSZ
78/258

78、神々と精霊

精霊たちが。。。。

精霊たちは困惑していた。

今まで精霊の声に耳を傾けてくれた彼に声が届かない。

精霊たちはホウのように個々が強い力を持っているわけではない。

しかし、多くの精霊たちがいた。

彼の近くに。


彼の隣に誰かがいた。

そして、助言を伝えていた。

それは声と言えない声。

でも伝わる声。

念話とも違うが。。。。

そして今もいる。

しかし今は伝わらない。


精霊たちは悲しかった。

友人が離れていく。

地球でもアスカでも誰かが近くにいるのに。

どうしたらいい?

わからない。

声が、意思が伝わらない。

このままではまたこのようになる。



ゴミの穴を処理しようとしている彼が危険になった時も警告を与えた。

しかし、伝わらなかった。


あの人の助けがなかったら危なかった。

どんどん疲れて、どんどんと遠くに行ってしまう。

精霊魔法まで手に入れたのに。

やはり、このままではいけない。

どうしたらいい?

でも、わからない。

今も、声が、意思が伝わらない。

このままではまたこのようになる。

友人が危険に脅かされる。



精霊たちは神様に相談した。

地球神様に、アスカ神様に。

神様方も心配している。


彼に休養を与えてくれた。

自然と向き合えるように。

彼は思い出してくれた。

自然と向き合うことを。

そして、自分たち精霊の存在を。

会話をした。

今まで以上にはっきりと。

意思も伝わった。

あなたが私たちにとって大事な友人だということも。

そして、これからも力になることも。


彼は帰ってきた。

自分たちの隣に。

精霊魔法という力も使えるようになって。



「もう大丈夫ですね」

「「「アスカ神様、地球神様、ありがとうございます」」」

「こちらこそ、ありがとう。これからもタカシ君を見守って助けておくれ」

「「「かしこまりました」」」




◇ ◇ ◇ ◇ ◇




「彼も試練を乗り越えてくれたか。こんな形とは思わなかったけどね」

「多くの存在に助けられているな。神々しかり、婚約者しかり、部下しかり、精霊しかり」

「だからこそ彼が選ばれし存在なのだろう。これからも皆に支えられて伸びていくだろう」

「楽しみだな」

「同感だ」



お読みいただきありがとうございました。

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