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不思議なパン  作者: TKSZ
75/258

75、領都造成とともに

着々と進んでいます。

初級学校建設は急ぐが、それだけというわけにはいかない。

領都には課題が山積している。

仕事のやり方を考えないとね。

職人や業者も増えてきた。

1から10までこちらがやることはない。

ルルさんもそこを考え要員を派遣してくれている。

彼らに仕事を与えるのも領主の務めだ。


初級学校は基礎・柱・壁・床・天井・屋根などを造り、内装は専門業者に任せた。

4月中には完成するかな。

教職員の人員もタカオタウン学園とミオタカ学園とマリさんの関係で集まりつつある。

こちらも大丈夫だ。


各地から領都に移住したいという希望も増えているということだ。

他領の領主からも問い合わせがあるようだよ。

移住を希望する場合、今、住んでいるところの領主を通して行うことになる。

領民が減ると納税が減る。

しかし、納税ができない領民もいる。

失業者だよ。

失業者を追い出したい領主が便乗しているようでもある。

そうなると職業訓練の実施と受け皿になる産業の育成が必要だね。

しかし、同時に研修目的の人員派遣の希望も各領主からきている。

虫のいい話だ。


領内からの移動の希望も出ている。

領都の人口の増加が速そうだ。

住宅街の造成と建築も急ぐ必要があるな。

そうすれば商店も必要だね。

すでに各分野の組合の事務所もできたよ。


学生街に孤児院を開くことになった。

将来、孤児が出た場合の受け入れ先だが同時に王都などから孤児を引き受けてくれないかという問い合わせもあるからだ。

スラムから孤児の受け入れは王都では限界に来ているようだ。

王都のスラム対策も考えてほしいと頼まれているしね。

将来の人材育成にもいいので受け入れることにする。

孤児院は2か所創設することになりそうだ。


移動手段にも取り掛からないと。

学校の開始とともにAGTの一部路線の運行を開始したい。

職員の教育を含めると5月5日までには試運転を始めたい。


休暇ましで働いているが快調に仕事が進んでいる。

神様の加護のおかげかな。

5月になったら休暇を考えたいな。

学校が始まってからかな。

今朝のお供えのように合理化できるところは合理化しないと続かないよ。

王宮から新領都開都の式典も必要だと言われている。

何時にするか?

どこまで造れるか。

悩みは多い。

課題が多い。

それでも前進していこう。

明日はリサタカプロジェクトで仕事だ。

そちらも手を抜かず頑張ろう。



お読みいただきありがとうございます。

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