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不思議なパン  作者: TKSZ
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68、領都イチゲの始動

王都からの一行到着、知っている顔も。

朝食後、自らの鑑定結果を確認した後、コンさんとカタクラ村を訪ねた。

社は大岩の前に建てることに決定。

カタクラ神様からのリクエストだから異議は却下。

大岩の3m前に幅6m奥行き5mの社を建てた。

カタクラ神様のこれでいいという了承の声が頭の中に響く。

祠を村民の多くが見守る中、社の中に移したよ。

そして、お供え。

カタクラ神様の嬉しいという気持ちが届いた。

喜んだもらえ、こちらも嬉しいね。

お参りをして次はヤリミズ村だ。

村長をはじめとする村人が集まったきた。

社の建設をヤリミズ神様に依頼されたことを説明する。

今度は神木の隣をヤリミズ神様にリクエストされた。

広さは幅6m奥行き5m。

カタクラ村と同じだ。

社の中に祀るものを下賜するとヤリミズ神様からの声が頭の中に響いた。

手の上にヤリミズ神様の像が現れたよ。

祭壇を作り、像を安置する。

お供えを置いてお参りをしたよ。

ヤリミズ神様も満足してくれたようだ。

続いてハチ村。

祠をどけてそこに社を建てて欲しいというリクエストだよ。

村長に説明して、村民が見守る中、無事にカタクラ村と同じ大きさの社を建てたよ。

中に祠を移し、お供えを置き、お参りをして終了。

10時前には領都に戻ってきた。

これでひと安心だね。


王都からの一行が到着するまでの間を無駄にしたくない。

折角だから温泉の掘削と公衆浴場の建設にかかる。

温泉はここでも深さの異なるところから2種類の泉質を掘り当てた。

公衆浴場がほぼ出来上がり、細かいところは大工に任せるよ。


ちょうど、王都からの一行が到着した。

一行の皆さん、話には聞いていたらしいが、このように出来上がっているとは思わず驚いているよ。

すでに住宅の割り振りは済ませてあるので、まずは荷物を置いて住宅を確認してもらうことになった。

さらに時間に余裕があるものには自分の職場も確認しに行ってもらった。

皆、新しい工夫の多い領都に興味を持ち、ここで働けることを喜んでいるね。

13時からはまず領軍基地で衛士・騎士・兵士に対する歓迎式典が行った。

衛士と騎士と軍兵士を統括してくれるのは近衛衛士隊長を辞めて公爵領に来てくれたクレンさんだ。

自ら立候補してきてくれたんだ。

頼もしいね。

副隊長さんも希望してくれたらしいが二人も近衛衛士隊から抜けるわけにいかないとクレンさんが説得したらしい。

補佐にはナリタ公爵配下のホロウさんが就いてくれた。

ナリタ公爵領軍の司令官補佐でクレンさんが行くと聞いて希望したらしい。

クレンさんとは友人だという。

仲がいいんだね。

カタクラ公爵配下、ヒカワ公爵配下からも多くの希望者がやってきてくれた。

嬉しいことだよ。

領軍基地では歓迎式典を終わり、立食の歓迎食事会。

昼食には少し遅いけど。

さて私は役所などに勤めてくれる人たちの歓迎式典へ。

役所を統括するのはリサさんの従妹。

ルルさん。

リサさんたちに教わっていたが美人だ。

私たちと同じ年齢ながらナリタ公爵領で内政官筆頭補佐を務めていた。

才色兼備の才女だね。

公爵領全体と領都を統括してくれる。

彼女には婚約者達からの助言もあり領主館に住むことになっている。

更に研究所の統括責任者には王都の上級学校の教授を辞めてルンさんの従妹マリさんが来てくれた。

執事のジョンさんはカタクラ公爵家に長く勤めていた方だ。

今回、息子さんに後を任せやってきてくれた。


多くの人の配慮と支えを感じる。


式典も終わりこちらも立食歓迎会が始まったのは14時になろうかという時間だった。


お読みいただきありがとうございます。

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