表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議なパン  作者: TKSZ
252/258

閑話?天とじ丼

スーパーに夜行くとお惣菜が半額!

沢山買って冷凍にしてしまいます。

夜遅くまで仕事をしていたら小腹が空いてしまった。


領主館の厨房に行くと今日の夕食の天ぷらの余りがあった。

ここの厨房では勝手に使ってよいものはわかりやすく置いてある。


何かで急に食事をしたいこともあるからだが。

一応、何時でも対応できるように明日の下ごしらえの当番も兼ねて一人以上の料理人が待機している。


「タカシ様、何かご用意をいたしましょうか?」


担当の料理人が声をかけてきた。

領主様が来るところではありませんなんていう無粋な事は言ってこない。

私が調理したいといえばさせてくれる。

むしろ私が作る新しい料理を興味深く見ている。


今日の当番は一人だと思ったらいつの間にか三人もいた。


「余った天ぷらは次の日に食べるときはどうする?」


「魔道具で加熱してから天丼ですかね?」


「それが妥当だね。私は安く買ってきた天ぷらを冷凍にしておいてレンジで解凍してから天とじ丼することが多いかな」


「天とじ丼ですか?かつ丼の天ぷらバージョンでしょうか?」


「そうだよ。時間が経って残念になっている衣もそうすれば誤魔化せるからね」


「確かにいいですね」


出し汁に砂糖を入れてスライスした玉ねぎを入れ、つゆの素を入れてそこに魔法レンジ少し温めたてんぷらを投入。

海老天・いか天・なす天・かぼちゃ天だ。

そして茹でてあったホウレンソウも加えて彩に。

卵二つには少しつゆの素で味付け。

てんぷらがよく汁を吸ったら溶き卵でとじてご飯の上に。

刻みのりをかけてさあ食べよう。


後ろを見たら何人もがこちらを見ているよ。

いい香りに引き寄せられた?

後は料理当番さんよろしく。

みんなの分まで私が面倒をみれないよ。




お読みいただきありがとうございます。

評価や感想が頂ければ幸いです。

「悪魔退治は異世界で」もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ