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不思議なパン  作者: TKSZ
225/258

225、ココ王国(2)

ココ王国へ

「ふう、これもお終い」


ココ王国訪問を前に山ほどの仕事こなしている。

兎にも角にも忙しい。

領内各地の状況の確認。

AGTの工事関係。

要望や陳情書類の確認。

学校建設と人員確保関係。

リサタカプロジェクトの仕事も。

ここのところこっそりと地球の自宅に帰って深夜まで仕事をしているが片付かない。

ココ王国に行く途中の魔動馬車の中でも仕事かな。

ココ王国訪問のための準備も大変だ。

私が不在の間の黒魔石はアバシ王国の迷宮で確保してあるが、色魔石はない。

それの確保にも出かけた。

ミスルにも手伝ってもらった。

ミスルは現在、私の側近ということになっている。

『魔法のパン』は地球の自宅に戻った時に作った。

ココ王国に送る魔動馬車も用意した。

一番大変なのは書類仕事だ。


「タカシ様、痩せました?頬がこけたような感じがします」

「さあ、兎にも角にも忙しいよ」

「大丈夫ですか?」

「おそらく」


最近はミスルも書類仕事を手伝ってくれるようになった。

リサさんが鍛えた結果だ。

本人は「これも花嫁修業」と言っているのは無視しよう。

下手に訊かない方がいいと思う。

いや、訊いてはいけないと本能が警告している。


さて、ココ王国に向けて出発する。

魔動馬車は4台。リサさん、ミスル、ミドリさんとココ王国ユミ王女が同行する。

その他に護衛が10名。

魔動馬車の運転も護衛が行える。

領都イチゲを出発してムサシノ王国王都チヨダの王宮に1泊する。

そこで王都にいるユミ王女の従者と護衛のうち13名を乗せてココ王国に向かう予定だ。

王女の馬車は収納で運ぶことになっている。

護衛らが使っていた馬車と馬は先に魔動馬車に乗らない護衛がココ王国に向けて運んでいる。

王都チヨダからココ王国王都ココルまで魔動馬車なら1日で着いてしまう。

魔動馬車の中ではユミ王女には悪いが仕事をさせてもらう。


「本当に申し訳ありません」

「いいえ、無理してココ王国を訪問していただいておりますから。気にしないでください」


魔動馬車の中でも仕事ができるようにいろいろな機材を設置してある。

しかし、2時間で王都には着いた。

王都チヨダに敷設したAGTは先日1路線の工事が完了して、訓練が行われ本日14時開通と開業の式典が行われる。


私たちも式典に参加することになっている。

11時に王都に着いた私たちは王宮の昼食会に招かれた。

14時の式典までゆっくり過ごすか。




お読みいただきありがとうございます。

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