224、みんなでお肉を
肉祭りだ!
「領都イチゲバーベキュー大会を始めます!」
迷宮にで手に入れたお肉を提供したバーベキュー大会を始めた。
会場は内壁と外壁の間に数か所を設営した。
それ以外に領軍基地の訓練場に来賓を対象にした会場を設営した。
警備の関係もあるからね。
企画を発表するとすぐ問い合わせがあったよ。
ムサシノ王国国王陛下と三公爵。
カラン国国王陛下とスルガ王国国王陛下。
さらにアバシ王国フルル次期女王。
ということで皆さんをご招待。
お忍びということで来ています。
ムサシノ王国国王陛下と三公爵は王宮から転移門を使用してきた。
カラン国国王陛下とスルガ王国スプ国王陛下とアバシ王国フルル次期女王はお出迎えに行きましたよ。
「一人連れて来たい人物がいるのだが王宮に行ってもらえないかな」
ムサシノ王国国王陛下にお願いされて国王陛下と王宮に転移した。
国王陛下と向かった部屋にいたのは見たことのある顔だった。
ココ王国のユミ王女だ。
国王陛下とユミ王女を伴なって領都イチゲに戻る。
各会場には屋台も出て用意されたステージでは様々な出し物が行われた。
まさに祭りの雰囲気だ。
領軍基地の屋台は安全のため各施設の料理人や衛士が担当している。
バーベキューの食材はアバシ王国の迷宮からの物だけでなく、いつもの洞窟周辺からも捕ってきた。
だから食材も魚介類を含めて豊富だ。
開都式の時の方式で交代で参加している住民も多い。
近くからも態々この催しに向けて訪れた人たちもいる。
半日のイベントだったが盛況に終わった。
特に竜の肉は一口ずつだったが大好評だった。
バーベキュー大会が恒例行事になりそうだ。
なお生徒は学校の方に会場を設けてそちらで楽しんでいる。
昼食はお肉だ。
少し多めに用意してあげたよ。
祭りも終わった。
領都イチゲの住民の間ではこのバーベキュー大会は肉祭りと呼んでるらしい。
確かに肉が主体だったけど。
皆さんが楽しんでくれて嬉しいよ。
折角だからということでアバシ王国フルル次期女王と各国国王との非公式会談も行われている。
こうやって会えることは少ないからね。
私からもいくつかの私の関係する状況を説明した。
王位継承や婚約の事であるが。
今、応接室にはユミ王女がいる。
「ここは活気があっていいですね」
「ありがとうございます」
「今度の我が国の訪問に私も同行してもよいでしょうか」
「どうぞ」
「ありがとうございます」
こうやってユミ王女が私のココ王国訪問に同行することが決まった。
カラン国国王陛下とスルガ王国スプ国王陛下とアバシ王国フルル次期女王を転移で送って行ったあとやっとゆっくりできた。
次はココ王国訪問だ。
お読みいただきありがとうございます。




