217、アバシ王国(26)
ドラゴンシリーズ
地下92階。
赤竜がここの魔物だ。
ブレスに注意しながら倒していく。
アイテムは赤竜の肉。
「私が前回来た時も91階からのドラゴンシリーズはアイテムが竜の肉だったわ」
そう言いながらフルル王女は赤竜の首を落としていく。
「しかし、いい切れ味ね。嘘のようにドラゴンが切れてしまうのだから」
まあ、いくら剣がよくても剣術で中級以上なければ使いこなせないだろうけど。
「ほんと豆腐でも切っているみたいだわ」
クリスさんも赤竜を一刀両断にしていく。
皆さんに渡した剣は刀のような剣だ。
初めは慣れなかったようだけどすぐに思い通りに使えるようになってきている。
さらに防御魔法が上級なので竜のブレスも簡単に防いでしまっている。
皆さん強くなったよね。
ボス部屋の赤竜王もミスルがサクッと倒した。
フルル王女らは以前この92階の途中で撤退したんだよね。
93階は青竜。
水のブレスだった。
ただ高温の水だ。
やけどしないにように気を付けるのだが。
「熱い」
はねたものがソウさんにかかったようだ。
すぐに治癒魔法をかけてあげる。
「助かりました。えい」
青竜の首が飛んだ。
水の飛び跳ねが厄介だな。
全員の体の表面に防御障壁を薄く作った。
今朝できるようになった新しい強力な障壁でかけられた人の行動を阻害しない。
さらに長時間維持できる。
「まるで自分が強くなったみたいで怖いわ」
慢心は困るけど強くなっていますよ。
93階のボスの青竜王はフルル王女がが倒した。
見事見事。
確認したら全員の剣術が上級になっていた。
94階は双竜。
双頭の竜だ。
片方は炎をブレス、片方が水のブレスを吐いてくる。
双竜の相手は連携攻撃のいい練習になった。
時々負ってしまっている怪我には私の治癒魔法。
先程から私は攻撃をしてないのだが・・・・。
ボスの双竜王はクレナイさんとみどりさんが連携攻撃で倒した。
95階の入り口で昼食をとる。
美味しくゆっくりと栄養補給だ。
95階は白竜。
広域冷却魔法を使ってきた。
結界があるから大丈夫だけど厄介だよ。
「私は92階までしか来れなかったけど今まで最も攻略したパーティーの話では氷弾と冷却のブレスだったのに。そのパーティーも冷却のブレスに大勝できずに撤退したようだけど」
文句を言いながらしっかりと倒していってくれている。
ボスは久しぶりに私に回してもらった。
剣から斬撃を飛ばして白竜王を倒した。
皆さんもやりたいのですか。
ボス部屋で少し練習したら皆さんできるようになった。
これは遠距離攻撃にいいよね。
皆さんも200mぐらいは飛ぶから。
では次の黒竜に行ってみよう。
お読みいただきありがとうございます。




