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不思議なパン  作者: TKSZ
215/258

215、アバシ王国(24)

強くなった!

「何もさせてもらえなかった」


ミスルが不満を漏らしている。

ミスルは戦うのが好きだよね。

1日戦えなかったので不満が溜まったようだ。


「剣で模擬戦でもやろうか」

「うん」


ミスルは強い。

強化して防御してもダメージを受けるよ。

見ていた他の皆さんも模擬戦を始めた。

明日もあるので1時間ぐらいで終わりにしたけど。


いい汗をかいた。

浄化できれいにできるけどお風呂に入りたい。

ということで簡易住宅を出したよ。

隠蔽は一晩ぐらいは何とかなるだろう。

順番にお風呂を使うことにした。

女性優先でどうぞ。

最後にお風呂を使って片付ける。

そして夕食。

豪華に作ってくれたようだ。


「明日の予定を話し合いましょう」

「そうですね」


フルル王女が仕切り始めた。


「まずはここのボス部屋。ノーライフキングとリッチ2体だけど変わりはないかしら」


気配探知で調べる。

情報通りのようだ。


「変わっていないようだよ」

「それではノーライフキングはミスル一人で大丈夫よね。」

「聖剣で一刀両断」

「それではお願い。リッチ2体は私とトウとソウで1体、ミドリさんとクレナイさんとクリスが1体を担当、聖属性の攻撃でやっちゃって。タカシ様は危なくなったら援護をお願い」


私はやることがなくなったのね。


「91階からはドラゴン関係で頑丈だからこちらも消耗しやすいわ。前衛を入れ替えながら進みましょう」


ドラゴン関係って頑丈なのかな。

赤竜も簡単に倒したけど。


「あとわかっていると思うけどブレスに気を付けてね」


作戦会議を終えて就寝した。


翌日気持ちよく起きた。

迷宮探索7日目。


まずはボス部屋。

作戦通りだった。

ミスルはノーライフキングを一刀両断。

魔法を使う隙も与えない。

リッチ2体も聖属性の魔法と武器で殲滅。

何かさらに皆さんが強くなっているように感じる。

私は何もやらなかった。


「おかしいわ。ここのリッチもっと強かったわよね」

「そうですね。弱すぎます」

「どうしたことなのでしょうか」



「あの、タカシ様。私を鑑定していただけないでしょうか」


91階に下りて休憩しているところでクレナイさんから頼まれた。

それでは


クレナイ

タケハヤ公爵護衛

防御魔法中級→上級 攻撃魔法下級→中級 治癒魔法中級 生活魔法上級

剣術上級 投擲術中級→上級 体術上級 鎗術中級(新)

鑑定中級 気配探知中級

隠密 隠蔽 情報収集

乗馬 操車 飛行船操縦

タケハヤ神の祝福

アバシ神の祝福(新)

アスカ神の祝福(新)

賢者タカシの加護(新)


すごい事になっている。

私の加護ってなんだ。


「剣術も加護や祝福があれば上級を超えるものになっていると思います」

「そうなのか」


クレナイさんが嬉しそうだ。

近くで聞いていたミドリさんも鑑定することになった。


ミドリ

タケハヤ公爵護衛

防御魔法中級→上級 攻撃魔法下級→中級 治癒魔法中級 生活魔法上級

弓術上級 鎗術中級→上級 体術上級 剣術中級(新)

鑑定中級 気配探知中級

隠密 隠蔽 情報解析

乗馬 操車 飛行船操縦

タケハヤ神の祝福

アバシ神の祝福(新)

アスカ神の祝福(新)

賢者タカシの加護(新)


やはりとんでもない状態だな。

これはすごく強くなっているぞ。

フルル王女たちもかな。


お読みいただきありがとうございます。

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