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不思議なパン  作者: TKSZ
196/258

196、アバシ王国(5)

黒竜対策は

黒竜対策はどうするか?

防御と撃退の両方を考えて装備を検討しよう。

基本的には防御に特化して逃げるつもりだ。

数が多いということで追いかけられたら困る。

アバシ王国へ黒竜を連れて行きたくはないよね。

防御を結界と障壁か。

上空に上がるための結界は常時発動している。

この結界は大気や小さな鳥や虫に対して有効なものだ。

黒竜から魔法攻撃や物理攻撃に対する防御は不可能だ。

常時張っている結界に攻撃が及んだ時に瞬時に自動発動する物理特化結界と魔法特化の結界を常時張ってある結界の内側にできるようにした。

これでは黒竜の攻撃を完全には防げないよ。

前後左右上下の6方向に展開する魔法障壁を作り出す魔法道具も作りだした。

これには周囲探索の魔法道具と連携させて攻撃が来た場合は自動発動するようにした。

範囲を狭めた方が強いのだがそれはマニュアル操作になる。


防御はこんなものか?


さて次は黒竜を撃退しなくてはならない場合のことを考えるか。

魔獣除けの魔法道具はある。

以前使ったらこれに対して赤竜はちょっと反応したよね。

それより上位の黒竜はどうなんだ?

黒竜は魔力のブレスを吐く強力な魔獣だよね。

魔力のブレスか?

生き物は魔獣も含めてその体からは魔力が放出されている。

その魔力は魔獣の種類によって波長が異なる。

そのためにある種類の波長の魔力を浴びると不快感があるらしい。

黒竜の不快に感じる魔力の波長って何だろう。

実験するしかないね。


様々な波長の魔力を放出できる魔法道具を作る。

銃の形にしたよ。

魔力の波長を変えることができる。

まずは青の洞窟前に転移した。

そこから以前赤竜を倒した場所まで転移してさらに飛行魔法で200km先の竜の住む山脈に向かう。

様々な波長の魔力で竜の反応を調べるためだよ。

竜が嫌う波長は簡単に分かった。

竜が好む波長も見つかったよ。

やはり竜の種類によって異なるね。

助かったのは竜が好む波長と竜が嫌う波長で被るものがなかったことだ。

ある種類の竜を遠ざけたら他の竜が集まってきたら目も当てられないよね。

ただし、わかったのは白竜と黒竜を除いてだけどね。

引き続き白竜と黒竜が嫌う波長と好む波長を探すよ。

そしてついに見つけた。

試しに2種類の波長を同時に当てたら逃げ出したよ。

白竜と黒竜は同じ条件だった。

同じようにして好む波長も作り出した。

あまりにも勢いよく近づくのでびっくりした。

そして魔力のブレスを吐いてきやがった。

とっさに同じ強さの魔力をぶつけたら相殺できたよ。

悪いけど1体の黒竜を新しく作っておいた魔法道具で倒して収納に入れた。

正確に言うと収納に入れるまでを魔法道具にしてもらったよ。

以前に赤竜を倒したのと同じ方法を魔法道具にしてもらった。

黒竜を凍結して魔石は取り出して収納、さらに魔石がなくなって死体になった黒竜も収納。

一瞬で黒竜が消えてしまった。

収納はこの魔法道具専用だ。

対魔獣銃・・・・・

ジュウジュウなんて焼肉ではないのだからね。

名前の付け方がよくないな。

すみませんね。

マジュウ。

マンジュウ。

お茶も欲しい。

それはいいから。

マジュウ。

対魔銃でいいか。

使用者承認のセキュリティをつけて、予備の魔力補充用の魔法道具は収納から自動装填。

魔力を持たない人でも3回は発射できる。

私は自分の魔力も使えるから何回でも可能だね。

竜を忌避させる退竜銃も作った。

忌避専用だよ。

波長を間違えて竜が集まったら困るからね。

波長を変えられる銃は収納の中に封印してと。。

もう一つ内緒で黒竜のブレスを再現した銃を作って収納に隠しておいたよ。

竜忌避機能は飛行船にもつけたよ。

装備はこんなものかな。

お読みいただきありがとうございます。

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