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不思議なパン  作者: TKSZ
184/258

184、スルガ王国訪問(20)

穴!

スルガ王国訪問日程の最終日、つまり8日目だ。

今日はアギを出発してサガ町・ヤリミズ村・カタクラ村を経て昼過ぎに領都イチゲに到着予定。

所要時間は休憩を含めて約4時間の予定だったが、カタクラ村で昼食をとることになったので予定所要時間が5時間になった。

朝はいつものお供え。

エチ国の状況の把握。

サガの町までは東北東に進む。

このあたりは起伏が少ない。

サガ町では休憩。

代官に町の状況を訊く。

人口は増えているようだ。

子供のいる家族の流入が増えているようだ。

学校が手狭になってきているようだ。

ここにも領都ができた影響があるようだ。

学校の問題は早急に検討だな。

町に住民とも交流をしてから出発。

街道のところどころで都市間魔動AGT建設の準備が始まっている。

今回、カタクラ公爵との話し合いで、サガ町とカタクラ領領都アギを都市間魔動AGTで結ぶことで合意した。


ヤリミズ村でも住民と交流した。

ここは変わらないな。

さてもう少しだ。


カタクラ村に到着した。

ちょっと森の様子も見てみるか。

うーん健康な森だね。

昼食はサモ料理がメインだ。

やはりその土地の名産をを食べないといけないね。

ミヤビ王女もカタクラ村の養殖サモを気に入ってくれたようだ。


もうすぐ着く、焦ることはないゆっくりと進む。

毎日のように転移で帰っていたが慌ただしかった。

今日は自宅でゆっくり。

と思っているのだが何か嫌な感じがする。

なんでろう。


あれ、街道沿いの工事現場に人が集まっている。

ちょっと馬車を止めて!


見ると知っているカタクラ村の住民がいた。


「どうかしたのかな」

「あ、タカシ様。実は工事現場に脇に穴が開きまして、地下に洞窟があるみたいなのですが・・・・」

「怪我人とか行方不明者は!」

「あ、大丈夫です。巻き込まれたものはいません」

「そうか。不幸中の幸いというわけか」

「それで実は変な音が中から聞こえてみんな不気味がっているのです」

「穴ができたのはいつですか?」

「10分ぐらい前です」

「では少し見てみよう」


穴は直径5mぐらい。

深さ5mの垂直な穴がありそこから斜めに下りの横穴ができていた。

耳を澄ますと何か聴こえる。

気配探知を使い中の様子を調べる。

これは・・・・

直ちに侵入ができないように結界を構築する。

塀でこの洞窟の周りを囲った。

詳しく調べなくてはいけないけど、これは地下迷宮だ!






お読みいただきありがとうございます。

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