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不思議なパン  作者: TKSZ
180/258

180、スルガ王国訪問(16)

無力化作戦終了

まずは捕らえた後の軍と王族・貴族を収容する施設からだ。

放棄された軍の施設の地下に留置所と刑務所、地上部に裁判所を造ることにした。

収容人数は多めにしたよ。

6000人は収容できる。

カラン国からの捕虜の中にもここに収容されるものがいるだろう。

放棄された軍の施設の中からは劣悪な環境で勾留されていた政治犯や多くの遺体が発見された。

王都内の刑務所の環境も劣悪だった。

例え、凶悪な犯罪者に対してもこれはまずいというレベルのものだ。

精霊さんたちの力でこちらにも刑務所を新しく造り、受刑者を移動させた。

医療施設を造りそちらにも受刑者の何人かを移動させた。

かなり酷い健康状態だ。

政治犯はほとんどが無実の罪だということだ。

急いで審査して解放するように革命臨時政府が頑張ってくれている。

刑務所の収監されるほどでないような軽微な犯罪者も釈放した。


準備に手間取ってしまった。

王城内の無力化にかかることにするか。

まず魔術師に対する処置からだ。

一般兵が脅威になる魔術師は16人か。

彼らの居場所を把握し標的としてロックする。

彼らが意識を手放しても安全な場所にいることを確認して睡眠魔法をかけた。

魔法耐性を持つ魔術師もいたが魔術師全員を無力化することができた。

有効時間は1時間だ。

夕闇が迫る中で次の行動に移る。

城壁の上にいる兵を拘束魔法で拘束する。

城壁から落下しないように配慮した。

魔法で門を開く。

呆気なく開いてしまった。

この門には魔法への耐性がないのか。

エチ国兵を捕獲する網を持った部隊を率いて城門から中に入った。

弓矢や弱い魔法が飛んできたけど弱い障壁結界で無力化できた。

ではお返しに香辛料成分をばら撒くよ。

前回より改善して香辛料の成分を厳選したものを用意してある。

こちらの部隊には香辛料成分の影響を受けないように魔法道具を装備している。

次から次へと留置所に転移させる網で無力化した兵を捕らえていく。

魔術が使える者は自動的に魔術が使えなくなる留置所へ送られているよ。

いつもの通り全員裸状態だ。

全て個室で室内環境は良好だから問題はないだろう。

部屋には囚人服も用意してある。

全員を留置場に送ったところでばら撒いた香辛料成分を回収した。

魔法で人工的に作ったものだけどもったいないよね。

エコですよ!


これで無力化作戦は終了だ。

まずは王城内の捜査と裁判かな。

そしてこれからの政治体制をどのようにするかの決定だね。

後は革命臨時政府に任せてスルガ王国にに戻るか。

あ、王城の解放の事実と革命臨時政府のエチ国全土掌握の発表は壁新聞にして全土に立てたよ。

壁新聞の種は便利だよ。

私しか作れないのが問題だけどね。


お読みいただきありがとうございます。

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