155、会場準備
会場設営は大変です。
開都式の式典は2か所で行われる。
迎賓館で行われる招待客を対象とした式典。
領都に住む住民とタケハヤ領の住民を対象とした式典。
こちらは造成工事の進む学校区に特別の会場を造った。
10時から迎賓館での式典を行い、11時から特別会場での式典。
そして12時から両会場でパーティーとなる。
特別会場のパーティーは肉と魚のバーベキューを振る舞うだけだ。
飲み物は自分たちで用意してもらう。
自宅から持ってくるか当日だけ会場で営業する屋台で買うかだ。
特別会場の予想来場人数は1万5000人を考えている。
来場は12時から18時まで可能だ。
来場には住民全員に配ったチケットか、入都の時の証明の提示でもらえるチケットが必要になる。
現在、領都の人口は1万人を超えている。
王国軍基地が外壁の隣にできた影響が大きい。
商人や学生周辺の町村の住民などが5000人ぐらい来ると予想している。
これには王国軍基地関係者も多い。
1万5000人のバーベキューの食材。
一人当たり魔獣の牛100g、魔獣の野生豚80g、魔獣の鮭80g、魔獣の草原トカゲ60g、魔獣の蟹60g、魔獣の海老60gをトレイに載せて渡し、自分たちで焼いて食べてもらう。
香辛料と塩も用意してある。
それ以外のものは屋台で買ってもらうよ。
牛は1500kgの肉が必要だ。
魔獣の牛1頭からは500kgの肉が取れる。
余裕をもって4頭分を用意した。
内臓800kgがたれに付け込まれホルモンようになっている。
これは自由に焼いて食べらることができる。
豚・鮭はそれぞれ1200kgが必要になる。
魔獣の豚1頭から120kgの肉が取れる。
11頭を用意してある。
魔獣の鮭は1匹が40kgもあり、身が20kgも取れた。
65匹を用意した。
草原トカゲ・蟹・海老はそれぞれ900kg。
魔獣の草原トカゲ1匹から30kgの肉が取れた。
草原トカゲは33匹用意した。
体高2mの魔獣の蟹は300kgの体重だが殻の重さの割合が大きく1匹からの身の量は60kgだった。
これは16匹だ。
魔獣の海老は60kgの体重に対して40kgの身が取れた。
これは25匹用意した。
精霊魔法で飛行ができるので自由に狩りができるのが便利だ。
洞窟周辺では誰にも気を遣わず狩りができる。
獲物も豊かなので助かるよ。
必要な食材を自由に手に入れることができた。
食材や食器は全て魔法で浄化した。
トレイには焼く前に置くスペースと焼いた後置くスペースがある。
食中毒は困るからね。
さて魔法道具のバーベキューコンロだ。
20人が使えるバーベキューコンロを800台用意した。
これだけあれば足りるだろう。
勝手に持っていけないようにしてあるよ。
トイレや手洗い所や医務室、さらに迷子センターや案内所と待合広場も用意した。
警備の詰め所もある。
特設会場のステージや式典の会場とバーべキュー会場ができた。
天気が悪くなった場合は大きな覆いができるようになっている。
アスカ神様は天気は大丈夫だと言ってくれている。
神様が言うのだから大丈夫だろう。
迎賓館は式典後にその会場をパーティー会場に模様替えをする。
素早くできるように様々な工夫をし、使用人に手順を把握してもらった。
すでに早々とイチゲを訪れている方々がいるが2日前の明日からは訪れる招待客の数がさらに増す。
宿泊施設が大丈夫か不安はあるのだが。。。。。
お読みいただきありがとうございます。