148、魔獣の洞窟(11)
売れ行き好調
赤の洞窟に着いた。
早速、魔石と素材の回収作業。
熊、狼、猪、兎、鹿、狸、雉、穴熊などが『魔獣ホイホイ』に入っていた。
ソフトボール大46個。
熊26、狼12、小地竜5、小竜3。
こぶし大202。
猪158、大鹿44。
鶏卵大478。
鹿175、雉122、兎108、狸44、穴熊18、狐6、山猫5。
ウズラの卵大180。
鶉62、山鳥28、鳩28、栗鼠22、蛇26、蛙14。
黒魔石は標準サイズの魔石3746個分。
ここも魔獣引き寄せを1時間おきの発動に変更だ。
洞窟ではソフトボール大42個、こぶし大30個、鶏卵大30個を確保。
洞窟内の魔獣は猪と狼だけだった。
赤魔石は標準サイズの魔石1110個分。
次は緑の洞窟。
行きたくないな。
『魔獣ホイホイ』は使用停止。
毒袋などの素材が必要になったら再使用しよう。
また毒袋が貯まったよ。
魔石は他より小さいような感じがする。
鶏卵大が924個。
黒魔石は標準サイズの魔石2772個分。
緑魔石はソフトボール大20個、こぶし大40個、鶏卵大40個。
洞窟内の魔獣は今回は毒蜥蜴だけだった。
ドラゴンがいなくてよかったよ。
緑魔石は標準サイズの魔石760個分。
橙の洞窟。
ここも魔獣引き寄せを1時間おきの発動に変更だ。
食材も魅力的だけど取れすぎる。
こぶし大186個、鶏卵大1622個。
黒魔石は標準サイズの魔石5982個分。
橙魔石はソフトボール大42個、こぶし大40個、鶏卵大40個だ。
洞窟の魔獣は蟹と蛸だ。
橙魔石は標準サイズに換算すると1200個分だ。
普通の魚介類の食材確保は行わなかった。
紫の洞窟だ。
黒魔石
バレーボール大1個、ソフトボール大48個、こぶし大182個、鶏卵大322個、ウズラの卵大22個。
首長竜が1。
標準サイズで3200個分。
紫魔石 71個
バレーボール大9個、ソフトボール大20個、こぶし大20個、鶏卵大20個。
標準サイズで1860個分。
熊が9、蛙20だった。
今回は蝙蝠がいない。
青魔石
こぶし大の20個。
標準サイズで60個分。
集計すると標準サイズ換算で
黒魔石標準サイズ22157個分。
青魔石1520個分。
赤魔石1110個分。
緑魔石760個分
橙魔石1200個分。
紫魔石3200個分。
領主館に戻ったのが午後1時半。
今日の昼食は収納内の非常食で済ませてしまった。
領主館に戻ると商業組合から報告と要請が来ていた。
1400個納入した黒魔石は案の定、在庫切れになった。
他の魔石も在庫が少ない状態だ。
青魔石500個が残り30個、赤魔石300個が残り10個、緑魔石100個が残り25個、橙魔石300個が残り10個、紫魔石1200個が残り80個だ。
これも1時間前の状況だそうだ。
要請は少しでも納品できないかというものだ。
直ちにルンさんとカレンさんに手伝ってもらい魔石の分割を行う。
黒魔石20000個。
青魔石1200個、赤魔石900個、緑魔石400個、橙魔石900個、紫魔石2400個を準備して商業組合に向かう。
計25800個。
商業組合でも素早い対応に喜んでくれた。
品不足の時の対応は重要だ。
素早い対応が不安を解消する。
在庫の不安がなくなれば全体に落ち着いてくるだろう。
「面白い話がはいっていますよ」
「へえー、どのような話ですか?」
「エチ国の商人が領都の魔石販売店を訪れて高額で在庫をすべて買うと言ってきたみたいです」
「ほー」
「店はイチゲの住民が優先であり、欲しければ予約するように伝えたら諦めて出て行ったようです。ところが今度は店から出てくる客に高額で買うと言っていたようですがこちらの宣伝が功を奏し、ほとんど相手にさらなかったようです」
「高額というのはどのくらい?」
「通常価格の8倍ぐらいまで上がったようです。店から出てきた客が転売しないとみると今度は買わない住民に手数料を払って買いに行かしているようです」
「そこまでやりますか。となると次は魔石を持っている人や商人を襲いそうだね。警戒を強めてください」
「了解いたしました」
ホウや精霊たちにも警戒をお願いしておいたよ。
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