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不思議なパン  作者: TKSZ
144/258

144、魔獣の洞窟(7)

紫の洞窟

いや、昨日は夕食を堪能した。

魚介類を中心にバイキング形式で食事を楽しんだ。

領主館ではこういう時には使用人にも食事に参加して楽しんでもらう。

厨房も順番に休憩をとり、食事大会のに参加してくれた。

何故かというか当然というか神様ズが参加していたよ。

うちではもう神様達が参加していても驚かないんだよね。

神様達が料理人にいろいろ質問をしていたよ。

人気はやはり赤竜の肉だったね。

魔獣のサケ型の魚や魔獣の帆立も大人気だ。

あ、刺身はないからね。

浄化すれば大丈夫だけど生は食べないからね。

燻製はありだよ。

普通の海老の天ぷらも人気があったね。

料理長がこれを参考に開都式のパーティーのメニューを考えてくれることになっている。

まだ料理に使えなかった食材があるから、夕食バイキングは当分の間は続きそうだよ。


さて、今朝も神様へのお供えをして朝食までの2時間を使って紫のプレートで転移した。

えーと、湖が見える。

今いる丘は草原だね。

湖の方に行くと浜辺もあるけどあちらの一角には湿原も広がっているね。

湖に注いでいる川のひとつは洞窟から流れ出ているよ。

入り口付近にここからでも紫色の魔石が見えるね。


さてこの丘に塀で囲った小屋を造ろう。

そして横に1つ目の『魔獣ホイホイ』を設置しておく。

そして湖の浜辺にも『魔獣ホイホイ』、湿原にも『魔獣ホイホイ』を設置したよ。

ここでは合計3つの『魔獣ホイホイ』だよ。

魔獣解体の魔法道具を追加で作っておいてよかった。


では、洞窟の中へと向かうか。

洞窟は天井までの高さが10mはあるな。

幅も約10mか。

また大きな魔獣がいるのかな?

入り口付近で鶏卵大の紫魔石を10個採掘した。

洞窟を流れる川には魔獣はいないようだな。

魔法の照明で照らしながら洞窟を5mほど進むと洞窟の壁の魔石がこぶし大になってきた。

これも10個採掘して。

まだ洞窟の魔獣が来ないな。

さらに5m進むと大きな広場になっていた。

ここには大きな池があったよ。

この池に魔獣がいるなと思ったら奥から飛んでくるものがある。

蝙蝠の魔獣だ。

体長は1mか。

あれだと50匹はいるぞ。

逃げたら後ろから襲われるよね。

障壁で防ぎながら剣を出して切っていく。

体の中心が切られた蝙蝠の魔獣は紫魔石に変わっていく。

大きさはソフトボール大か。

でもこれではきりがない。

よし、飛んでいる相手にはあれかな。


『精霊さんたちお願い。精霊魔法、風の刃』


あ、今回は白く三日月状の刃が見えたよ。

12個の刃が次から次へと蝙蝠の魔獣を切り裂いていく。

うわー、紫魔石が降ってくるよ。

いくつかは池の中に落ちてしまった。

もったいないけど仕方がない。

池の中に魔獣がいるからたも網ですくうのはちょっと遠慮しよう。

でもこれで蝙蝠の魔獣がいなくなったよね。

風の刃の消えた。

少し池に飲まれてけど合計で43個の紫魔石が手に入った。

拾い集め終わったと思ったら池から蛙の魔獣がでてきた。

2mもある。

それが3匹。

奥からは熊か?

そいつが5頭いるか。

熊の体長が4mはあるぞ。

こちらに来るのが速いよ。


さてどうする?

狩猟魔法の石の矢か?

その瞬間、頭に浮かんだ。

これを使えってことだね。


『精霊さんたちお願い。精霊魔法雷の矢』


空中に出現した10本の光る矢が熊の魔獣に襲い掛かる。

一瞬で殲滅してしまった。

紫魔石に変わる。


蛙の魔獣には、


『精霊さんたちお願い。精霊魔法氷の矢』


10本の氷の矢が蛙の魔獣を串刺しにする。

こちらも一瞬だね。


熊の魔獣は

バレーボール大の紫魔石を残した。

そして蛙の魔獣はソフトボール大の紫魔石とこぶし大の青魔石を残したよ。

2種類の魔石だ。

こんなこともあるんでね。

魔石を回収して戻ることにした。

池の中にはイモリと亀の魔獣もいるのがわかったけど出てこなかったよ。


さて、『魔獣ホイホイ』はどうなったかな。

魔獣が近づいてくると困るので魔獣の引き寄せを止める。

まずは浜辺の『魔獣ホイホイ』だ。

湖から水路で来るはずだ。


この約30分間での成果は黒魔石42個だったよ。

バレーボール大が3個もある。

鑑定すると3個とも首長竜だ!

この首長竜も赤竜ほどではないが美味しいらしい。

こぶし大が4個。

これは亀、それもスッポンだな。

これも食用可だな。

鶏卵大が35個。

これはサケ型の魚の魔獣の魔石が22個と鰻型が13個だった。

これもすべて食用可だね。


次は湿原だ。

黒魔石が35個あったよ。

こぶし大が12個。

スッポンとワニだね。

これも食用可だな。

ワニの皮も

鶏卵大が23個。

これは蛙だ。

毒はない。

これも食用可だよ。


それでは草原の小屋に戻って塀の中から確認しよう。

黒魔石が30個。

ソフトボール大が6個もある。

3個は牛の魔獣だ。

すごく美味しいらしい。

2個は馬の魔獣、1個が熊の魔獣だ。

こぶし大が13個。

5個は羊の魔獣、3個が大鹿の魔獣、2個が山羊の魔獣、2個が野生豚の魔獣、1個が駝鳥の魔獣だった。

鶏卵大が8個。

3個が兎の魔獣、2個が狸の魔獣、3個が鶏の魔獣。

ウズラの卵大が3個。

1個が栗鼠の魔獣、2個が鶉の魔獣だったよ。

全部食用可だった。



紫魔石 71個

バレーボール大5個、ソフトボール大46個、こぶし大10個、鶏卵大10個。

標準サイズで1810個分。


青魔石

こぶし大の3個。

標準サイズで18個分。


黒魔石 107個

バレーボール大3個、ソフトボール大6個、こぶし大29個、鶏卵大が66個、ウズラの卵大3個。

標準サイズで975個分。


素材も魔石も大漁だね。

少し魔物の引き寄せを弱めたよ。


紫魔石は「地雷の魔石」と鑑定された。

土属性と雷属性の魔法を150%強める魔力を供給できるということだ。


精霊さんたちに『魔法のケーキ』をあげてから領主館に転移したよ。



お読みいただきありがとうございます。

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