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不思議なパン  作者: TKSZ
143/258

143、魔獣の洞窟(6)

食材がいっぱい。

魔石もいっぱい。

「遅かったわね。心配したわよ」

「2か所回ったしまったよ」

「それだけ」

「・・・・・」


リサさん鋭すぎますね。

ちょっと危なかったということを伝えたら叱られた。

いやな予感がしたら準備をやり直してから洞窟へは行くべきだと。

確かにその通りです。

毒関係への対処の準備をしっかりと行おう。

反省は必要だね。


婚約者の皆さんとマリさんとカレンさんを伴って研究所にある大型解体所に

移動する。

本来は複数の魔獣の解体を共同で行うための施設なのだが・・・・・。


「とんでもない大きさね」


赤竜の死体で広い解体所の半分以上を占めてしまった。

さて、解体の作業だ。

精霊さんたちにも手伝ってもらい狩猟魔法の解体で赤竜を解体していく。

解体したものは容器に入れ、収納へ入れていく。

魔石は直径50cmの黒魔石だった。

それもすごく上質だね。


赤竜から多くの素材が手に入った。

皮・脳・眼球・牙・内臓各種・骨・翼皮・血液・肉。

毒関係はなかった。

ブレスは高温の空気だそうだ。

赤竜の肉は美味しいらしいよ。

今晩は少し食べてみよう。


領主館の厨房に向かう。

料理長の前に赤竜の肉をはじめとして様々な食材を用意した。

魚介類が中心だ。

開都式のパーティーの肉と魚介類はこちらで用意すると伝えた。

厨房には大きくて食材が痛まない収納の魔法道具がある。

そこにできるだけ収納した。

何かで使う時があるかもしれないので自分の収納にも残しておいたが。


料理長を中心に開都式のパーティーの料理を用意してくれる予定だ。

この食材で他では食べることができないような料理が準備できそうだと喜んでいた。

これからもまだ在庫が増えるだろう。

在庫管理者を置き、過剰な食材は領都内の食堂や宿などに売ることにした。


さて、紫のプレートの洞窟には行けなかったけどかなりの数の魔石が確保できた。

ドラゴンと赤竜の魔石はこのまま保管することにしたがそれ以外はまず領内に放出する。

マリさんとカレンさんが分割してくれて用意できた標準サイズの魔石は黒魔石802個、青魔石500個、赤魔石330個、緑魔石150個、橙魔石390個 合計2172個

朝の分は私の収納に入っているのでそれは除かれる。

明日、商業組合には黒魔石800個、青魔石500個、赤魔石300個、緑魔石100個、橙魔石300個 合計2000個を渡すか。

実演用に分割の時にできた小さな欠片から標準サイズの1割程度の魔石がそれぞれ20個ずつ用意できている。

これは各販売店用の非売品だ。

明日は黒魔石だけと言ったけど早い方がいいだろう。


「青魔石は水属性、赤魔石は火属性と言ったけど緑魔石と橙魔石は?」

「伝えてなかったね。緑魔石は風属性、橙魔石は光属性だよ」

「風属性だと需要が少なそうね」

「おそらくそうだと思う」

「紫のプレートの洞窟の魔石の属性は何かしら」

「わからないね。土属性?雷属性?氷属性?闇属性ってあるの?」

「闇属性なんて知らないわよ。空間属性はあるわよね」

「明日のお楽しみということで」

「そうね」


さて、夕食を楽しんで明日も頑張ろう。


お読みいただきありがとうございます。

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