141、魔獣の洞窟(4)
海の魔獣は
海だ!
目の前は海。
大海原と言っていい光景だ。
そして背後には崖。
海食崖というのがよいのか。
今、立っているのは海食台。
隆起のためか、海面の低下が原因かわからないが海面からは8mの高さにある。
大津波が来たら一発でやられてしまうだろうけど。
ここに建てるか。
塀で囲んだ小屋を作る。
結界で魔物と波からの防御も施す。
今回は塀のすぐ外に『魔獣ホイホイ』は造らない。
何故ならば魔獣は海にいるからだ。
海食台から斜面を下ると入り江に礫が多い砂浜にたどり着いた。
その小さな砂浜が途切れたところに海食洞がある。
これが今度の洞窟のようだ。
ここからでも入り口付近の橙色の魔石が確認できる。
さて、まずは海の魔獣をどのように捕らえるか。
海から上がってくるものもいるだろうが、水がないと駄目なものも多い。
では水路を作るか。
砂浜を長細く掘る。
深さ1m、幅3m、長さ20m。
まだ、海には繋げない。
そしてその水路に『魔獣ホイホイ』を設置した。
ただし今度は上から刃だけではなく複数の銛も刺すようにする、そして水路の床がせり上がるようにした。
魔獣を解体する時に水から引き上げられるようにした。
これで問題なく魔獣を解体できるはずだ。
魔獣を引き寄せる物質は水路に流れるように工夫する。
これでいいかな。
海と水路を隔てている砂礫をどける。
水とともに複数の魔獣が水路に流れ込んできた。
海老か?
体長は1mはあるな。
早々と『魔獣ホイホイ』の中へ。
あ、もう解体されているか。
次から次へと『魔獣ホイホイ』の中へと入って行くよ。
凄いね。
鑑定すると食用に適したものばかりだ。
10分で海老4、蟹2、烏賊2、蛸2、魚7、イセエビ3、トド1、アシカ1、帆立1の魔獣が捕らえられ解体された。
設計段階より解体の処理能力が上がっている。
海の魔獣が解体し易いのかな。
魚にはマグロ型やサケ型がいた。
帆立はジェット噴流で移動してきたよ。
さてこちらは『魔獣ホイホイ』に任せて洞窟へ向かおう。
洞窟の中がすべて水路というわけではなかった。
幅7mのうち4mが水路残りの3mが天然にできた通路になっている。
岩でできている通路は滑りやすかった。
入り口から入ってすぐに鶏卵大の橙魔石が採掘できた。
慎重に鉱山魔法で10個採掘する。
水路の中にはすでに魔獣がいる。
魚型か?
水路の近づいた時にそいつがこちらに向けてジャンプしてきた。
体当たりするつもりか。
サケ型だな。
中心を槍で突く。
橙魔石に変わったが水路に落ちてしまった。
一度水中の落ちてしまった魔石は回収はできないよね。
水中にいる魔獣も駄目だよね。
水中で倒しても魔石が回収できないよ。
水中からに水を勢いよく飛ばしてくる。
厄介だな。
蟹と蛸が通路に上がってきた。
槍で突く。
ソフトボール大の橙魔石になった。
急いで回収する。
サケ型の魔獣が飛び上がってこちらに体当たりをしようとする。
躱したら通路に落下した。
槍で突くと橙魔石になった。
これもソフトボール大の大きさだ。
蟹が再び上陸してきた。
これも槍で突く。
きりがないな。
入り口から5mぐらいのところでこぶし大の橙魔石を10個採掘する。
この後も上陸してくる魔獣を倒して橙魔石を入手する。
これで良し。
十分に橙魔石も確保した。
さて戻るかな。
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