表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議なパン  作者: TKSZ
126/258

126、領都イチゲ開都式(1)

開都式に向けて。

5月16日は夕食後はすぐに休んだ。


疲れが出た。

緊張状態では疲れをあまり感じなかったが、安心したら疲れがどっとでた。

領都開都式典の準備があるが休もう。

『回復のパン』を使用しようと考えたがアスカ神様に止められた。

精神は休まらないと。。。


翌朝は完全回復。


「顔色がよくなりましたね」

「そうね、これなら安心かな」

「本当に無理はしないでください」

「そうよ、結婚前にぽっくりいかれた嫌だからね」

「「「そう、そう」」」


何か最後の怖いことを言われたような感じがする。

大丈夫ですよ、婚約者の皆さん。


「「「「そういうのが危ないんだから」」」」


ご配慮ありがとうございます。

気を付けます。


さて、領都イチゲ開都の式典の準備だ。

それ以外にもやることが多いけどね。

宿泊施設が足りるか心配が出ているという報告がある。

商業区の宿泊施設を前倒しで増やすことにしている。

主な作業は今日の午前に私がするのね。

一時的な宿泊者増加に対応する処置で後の経営は大丈夫なのだろうか。

心配をしたら分析結果の書類を示して大丈夫だと説明された。

式典後も平均稼働率は80%以上だという。

なら、大丈夫だな。

公園地区の高級旅館も増やす。

さらに上級学校用領の建設を前倒しする。

ここを今回の式典で訪れる貴族の護衛の宿泊施設に考えている。

住宅も増築して、この期間の貸し出しを行うことになった。

今日の午前も作業が盛りだくさんだね。

精霊さんたちにはお手間をおかけします。


ムサシノ王国軍の基地の建設も始めることになっている。

場所は領都イチゲの外壁の西側だ。

街道に面した形になるよ。

都市間AGTの駅も近いなあ。

優良物件だよね。

費用は王国が支払ってくれることになっている。

午前10時前に到着したツキ町から戻ってきたムサシノ国軍の部隊には領軍基地に一時的に入ってもらっている。

今は行軍の疲れを癒しているよ。

昼食後からムサシノ王国軍イチゲ基地の建設を手伝ってもらうからね。


まずは整地を行い、壁で囲む。

高さ4mの壁だ。

上下水道と下水処理場。

ごみ運搬路。

インフラ整備だ。

これは領都外壁内のごみ運搬路と接続。

もちろん間には頑丈な扉が何重にもあるよ。

ここから侵入されては大変だ。

見張り台、指揮所、作戦室、会議室、医務室、訓練所、武器庫、工房、車庫、兵舎から厚生施設と次から次へと作っていく。

精霊さんたちが大活躍。

この前のカラン国の一件で精霊さんたちが大幅にパワーアップした。

兎にも角にも作業が次から次へと終わっていく。

それだけでなく器用に細かいところまで精密・正確に作業できるようになっている。

午前中もそうだけど、作業の進行が凄いことになっている。

2日はかかると思った作業が17日の午後だけで終わってしまったよ。

手伝ってくれている王国軍の兵が呆気に取られている。

はい、荷物を動かしたりやることはありますよ。

実は図面をしっかりと用意してあったのも早かった理由だよ。

ルルさんたちの準備の賜物。

見えないところで活躍してくれているのを忘れてはいけないね。

作業に速やかには入れたのは王国から派遣されている境界を設定する魔術師さんの午前中の作業も速かったからだね。

皆さんありがとう。

この王国軍基地には魔動馬車運転教習所があるよ。

そして王国軍用の魔動馬車製作工房と魔動馬車修理工房も建設した。

これで魔動馬車部隊が機能すればイサ町まで3時間弱で移動できるはずだ。

街道の舗装を改良すれば2時間かな。

都市間AGTができれば1時間かからないのだけど。

厚生施設には商店・食堂・温泉の公衆浴場・娯楽室など。

兵の皆さん喜んでいるね。

領軍基地でも見たって。

期待していましたか。

その分頑張ってください。


さて今日の王国軍基地の作業も終了。

精霊さんたち今日もありがとうね。

はい、『魔法のケーキ』。


今日のこれからの予定は・・・・・

夕食後に打ち合わせだよね。

では、その前に『魔法のケーキ』を作りに行ってきますか。


お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ