●2022年8月
2022年8月15日(月)
お盆休みが終わった。今年は久しぶりに実家に帰省した。
新幹線の車内は思ったより混雑していた。観光客らしき家族連れも多く、「withコロナ」という言葉通り、人々の行動が変わってきているのを実感した。
実家では両親と弟と久しぶりにゆっくり過ごした。母の手料理がとても美味しく感じられた。普段は冷凍食品や外食ばかりなので、手作りの温かい料理のありがたさが身に染みる。
「葵は痩せたんじゃない?」と母に言われた。確かに最近食費を節約気味で、量も減らしている。「大丈夫よ」と答えたが、実際は生活が少し苦しくなってきている。
父は定年後に始めた野菜作りの話を嬉しそうにしてくれた。「自給自足も悪くないよ。安心だし、美味しいし」。庭で採れたトマトやキュウリをたくさんもらった。都会では野菜も高くなっているので、とてもありがたい。
弟は地元の中小企業で働いているが、「給料はそんなに上がらないけど、東京より生活費が安いから何とかやっていける」と話していた。確かに実家周辺のスーパーは都内より二、三割安い印象だった。
帰りの新幹線で、雫さんにお土産を買った。小田原の梅干しと、地元で有名な和菓子。直接渡すわけにはいかないので、ベランダ越しに差し入れできればと思っている。
東京駅に着くと、やはり人の多さと暑さに圧倒された。マスクをした人々が黙々と歩いている光景は、もうすっかり見慣れてしまった。