●2024年12月
2024年12月24日(火)
二度目のクリスマスイブ。去年とは全く違う気持ちで迎えた。
今年は雫さんと特別な関係になっている。恋人と呼ぶにはまだ早いかもしれないが、確実に愛し合っている。
一緒にクリスマスディナーを作った。ローストビーフ、グラタン、サラダ、そして手作りケーキ。二人で協力して作る料理は格別に美味しかった。
「去年のクリスマスから一年経ったんですね」と雫さんが言った。
「そうですね。随分といろいろなことがありました」
「一番大きな変化は何ですか?」
「雫さんとの関係が深まったことです」
キャンドルを灯した食卓で乾杯をした。
「今年も一緒に過ごせて幸せです」
「私も。来年はもっと素敵な年になりそうです」
プレゼント交換もした。私からは彼女の好きな画家の画集、彼女からは手編みのセーターをもらった。
「サイズを測るのに苦労しました」と彼女が笑った。
「いつの間に?」
「葵さんが寝ている間にこっそりと」
そんな彼女の心遣いが嬉しかった。
夜中に雪が降り始めた。窓の外を見ながら、二人で静かにその美しさを眺めた。
「雪のクリスマスなんて、まるで映画みたいですね」と雫さんが言った。
「本当ですね。特別な夜になりました」
そして、その雪の夜に、私たちは初めてキスをした。とても自然で、とても温かいキスだった。




