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【コロナ禍百合恋愛短編小説】隣の部屋の静かな宇宙~ベランダ越しの恋文(ラブレター)~  作者: 霧崎薫


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●2024年1月

2024年1月15日(月)


新年が明けて半月。今年はこれまでとは違う感覚で始まった。

雫さんとの関係がより深くなり、お互いにとって特別な存在になってきている。ただの隣人から親友へ、そして…。


先週、雫さんの個展が銀座のギャラリーで始まった。初日に招待してもらったが、想像以上に素晴らしい展示だった。来場者も多く、作品を見つめる人々の真剣な表情が印象的だった。


特に私との出会いをテーマにした作品の前には、多くの人が足を止めていた。抽象的でありながら、確かに何かの物語を感じさせる絵だった。


「友人をモチーフにした作品ですね」とギャラリーの方に言われた時、なぜか胸が熱くなった。友人。確かに私たちは友人だ。でも最近はそれ以上の何かを感じている。


彼女と過ごす時間がどんどん増えている。週末はほとんど一緒にいるし、平日も仕事が終わるとお互いの部屋を訪れ合う。自然で心地よい関係になった。


今日は成人の日。街で振袖姿の新成人を見かけた。彼女たちはコロナ禍が落ち着いた後の新しい時代を歩んでいく世代だ。マスクをしていても笑顔が伝わってくる。


「時代が変わりましたね」と雫さんが言った。

「ええ。でも変わらないものもありますね」

「人と人とのつながりですか?」

「そうです。大切な人との時間の価値は変わらない」


彼女は微笑んで頷いた。その笑顔を見ていると、私の中で何かが確実に変化している。


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