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[第1話]雨宿りをしませんか

雨宿りをしませんか1

‘’雨宿りをしませんか?‘’

ある梅雨時の学校の帰り道に

 そんなお店を見つけた


 (こんなお店あったっけ)

 

 小学校から通っている道だが見覚えのない

 たった一言書いてある看板。

 

なんのお店かもわからない

けれど私はなぜかその言葉に惹かれて

入店してしまった


「いらっしゃいませ」


「ここはなんのお店ですか?」


「雨宿りのお店ですよ」


 確かに外は雨が降っている。

 ザーザーと音を立てて振っている。

 でも私は傘を持っている。

 少し中を拝見したら出よう。


「そーなんですね」


 珍しいお店だな、そんなふうに思いながらも

 お店の中をぐるっと見渡した。

 

 中は喫茶店のようにキッチンと

 大きなソファーがテーブルを挟んで

 2個対面して置いてあり、

 あとは普通の椅子と机が何個か置いてあるだけの

 シンプルな作りだっただが

 普通の喫茶店と違うと感じる点がひとつあった

そこにはガラス細工だろうかキラキラした、

 雨を彷彿させる置物が沢山あったのだ。


「とりあえずお座りになって?」


「!、すみませんジロジロと」


 思わず言われた通りに目の前にある

 柔らかそうなソファーに座ってしまう

 何屋さんか確認したら

 直ぐに出ていくつもりだったのにだ。


(柔らかいソファー、、)

 

 ふと顔をあげ先程までは

チラッとしか確認しなかった

お店の人を見ると綺麗な黒髪ロングに

 お店にもある綺麗なガラス細工の

髪飾りをつけている

 まるでお人形さんのような人だった


そんな人が目の前で優雅に紅茶を入れている姿は

 絵画の中のようだった

 

「さあ、召し上がって」


「あ、はい、」


 この人の言葉には重みいや、圧がある

 ひとつひとつの言葉に反応してしまい

 ついその言葉通りにしてしまう


「あ!美味しい!」


「ふふ、良かったわ」


「……あなたはなぜここに来たの?」


 え??と

 お店の人の質問を不思議に思い首を傾げる


「……そう、

あなたはまだここに来た理由がわからないのね

 いいわ、もう今日は帰りなさい」


 まだ来て少ししか経ってないのに??

 不思議に思いながら時計を確認すると

 時計は17時をさしていた


「え、もうこんな時間」


「ありがとうお姉さんまたね!」


「紅茶美味しかったです!」


 そう元気に伝え

 直ぐに扉を開けた


「また、明日」


「??、明日は晴れがいいな!」


 外は入店した時よりかは止んでいるが

 まだまだザーザーと音を立てている

家までの道のりが心配だ


「……ええ、お気をつけて」


 バタンと思ったより大きな音がなり

 それにびっくりしながらも急いでいたため

 後ろを振り向きもせずに家へと歩き出した。


 ――

 家でベッドに入ってから気がついた


「私お金払ってない、やばい」


 また明日も行くようです。

はじめまして、

普段はnola、プリ小説などで

一次創作を投稿させていただいてます

あいかと申しますよろしくお願いします

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