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初ダン!

1話からざっくり添削していってます。

読みやすくなったらいいな。

内容に変わりはないのでそこまで気にする必要はないかもです。

あれから10分くらいしたらキョウカとミカエルがやってきた。



上は半袖のセーラー服っぽく、下はショートパンツで昨日とはまた違った印象を受ける。

こういうの着こなせるの凄いよね。

私?昨日と同じ似非制服ですが?



「おっはよう!アル!

セレナさんもおはよー!」


「おはようございます。キョウカさん。ミカエルさん。」

「おは。その…に、似合ってるね。」


「お目が高いねー!

南街区の服屋で買ったんだー!

始めて着るから似合ってるか心配だったんだけど、アルに褒められるとその、嬉しいな!」



ぐはっ可愛いすぎません?

美少女の笑顔なんて直接見る機会がなかったもんで心のフォルダに閉まっておく。

役得役得。



いったん荷物を置いてきたキョウカ達と一緒に世間話をしていると担任と思しき人物が入ってくる。



「おい、お前ら座れよー。

さて、担任のゴトーだ。何事もなければお前達と3年過ごすことになる。よろしくな。」



昨日ガチャの手本を見せていたあの中年男性のようだ。

もみあげまで繋がっている顎髭が特徴的な担任だ。

セリフから察するにクラス替えもないらしい。



「あと自己紹介は各自でやっといてくれ。

悪いが時間もあまりないんでな。

後々楽になるから何人かと仲良くしとくといいと思うぞ。」



いや雑か!

ま、私にはキョウカというベストフレンド、親友がいるので勝ち組だ。

私の勝ち。なんで負けたか明日までに考えといてください。



「んじゃ早速施設紹介に行くからな。

メモ帳だけ持って行けよ。」


















「ここは召喚のための建物だ。

在学生はここでしか召喚出来ないからな。

召喚したい時は職員室まで申請書を出しに来るように。」



割と適当な感じて紹介される。

申請書とかいるのか。

なんか面倒そうだし、戦力という面ではセレナ1人いれば十分だろうし使う機会はあまりなさそうだ。



その他にも昨日入学式を行った講堂であったり、学園の食堂、音楽室や多目的室などの各種教室の紹介がされる。

学園内には全部で5棟にも及ぶ校舎があり、教室もバラバラに設置されているため、ぶっちゃけて言うと移動がめんどくさい。



その後1組の教室まで戻ると解散になった。

まだ午前中なのに、これのどこが時間がないんだろう。

絶対自己紹介面倒臭かっただけだろう。



「アル!一緒にご飯食べに行かない?

食堂に1人で行くのって勇気がいるからさー。」



気持ちはすごく分かる。

結局高三だったのに私も前世では食堂に1回も行かなかったからね。

1年の頃は先輩に萎縮して、3年になるとなんか一見さんでは入りにくいものなのだ。



















「うっぷ、ちょっと食べ過ぎたかも。

これはこの後ちゃんと動かないと。」


「アル、どこか行く予定あるの?」


「うん、今の実力を知るためにも訓練ダンジョンに行ってみるつもり。

キョウカも一緒に行く?」


「ごめんねアル。

今日実はバイト入ってて…ちょっと無理かも。

また今度一緒に行こ!」



断られてしまった。

でも確かにバイトやってるとは言ってた気がする。



「ううん、気にしないで。

ちなみになんのバイトしてるの?」


「南街区の装備販売店だよ。私はレジ打ちしてるんだ。」



装備販売店か。学園内にも販売店はあるが品物が一定の品質までしかなかったはずなので後半になるほど南街区の店しか使わなくなるものだ。

お世話になるかもしれないね。



「あっそろそろバイトの時間だから行くね!

今日はほんとにごめんね!」

「ううんこっちこそ。バイト頑張ってね。」



キョウカと別れたあと、セレナと訓練ダンジョンに向かう。

訓練ダンジョンは北通りを抜けて少し行った所にある。



「ここが訓練ダンジョンですか。

それっぽい雰囲気はありますね。」



外観は窓もない石造りのとうふだ。

だけどどこか纏う空気が重々しいせいか、雰囲気を感じる。



「確か地下に向かって伸びているんですよね?」


「うん。手前の建物で受付してから入るらしいよ。

さっさと入ろっか。」



早速1層目に向かう。

この訓練ダンジョンは一般的なダンジョンと違って1層1層がボス部屋しかない。

だから遭難や迷う余地はない。



「あら、これは…

転移用の魔法陣でしょうか?」


「うん、1層ごとにあってセーブ機能もついてるらしいよ。

セーブしておいたらこの訓練ダンジョンで戦闘不能になっても復活出来る。」



あくまでこの訓練ダンジョンで戦闘不能になった場合のみだが。

その他にも次回以降の攻略時にもクリアした任意の階層から出発出来るようになるらしい。



「では早速行ってみましょう。」



1層はなんかモヤモヤしたゴブリン大の煙っぽいのが相手だった。

訓練用のカオスだ。

超常パワーで作られてるらしく、外に脱出したりはしない。



いつの間にかセレナの背中に大きな翼が生えており、

セレナの指先から青紫の光線が放たれる。

通常攻撃だ。

攻撃力の値を1倍として、

ダメージ倍率4倍、与えたダメージの0.5倍を回復する。

また、自身の攻撃力を1.5倍上げる技。



まだまだインフレの序の口だが回復まで備えた普通に優秀な技だ。

ゴブリン大の煙は完全に消滅しており、余波を浴びた壁が溶けている。

うわぁこれ弁償ものか?

と思ってたら数秒後には完全に修復される。



「……思ったよりも威力あるんだね。

リアルで見るとちょっとビックリ。」


「壁まで溶けたのは焦りましたが終わり良ければ、ってやつです。

まずは初勝利。やりましたね。」


「うん、ありがとう。あと4時間は潜れるしどんどん行っちゃおう。」


「はい!」

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