まだ早い。
書いてたら思ったよりも文量が多くなりそうなので分割。
内容薄め。
朝でーす。
相変わらず朝4時にぴっちり目が覚めてしまった。
睡眠時間は多分5時間もないと思うのだが、全然眠くない。
昨夜は結局セレナと一緒に寝ることになり、緊張して寝付けないかと思っていたが……
すっかり熟睡していたようだ。
セレナはまだ横で眠っている。
ドレスはさすがに脱いでいるが、それでもどことなく気品が溢れていて、眠っている姿すら神々しく見える。
セレナを起こさないようにこそーっとベットから抜け出す。
別にお互いに寝相も悪くないし、抱き合って寝たわけでもないので起こさずにでることが出来た。
さっとジャージに着替え、日課(2日目)のランニングをしに運動公園へ向かう。
人っ子一人いないランニングコースの中で相変わらず超人じみた速度を維持しつつ、考え事をする。
私のしたい事の障害となる存在。
すなわちカオスと他の転移者。
それらが心配事だ。
カオスに関してはセレナを疑っている訳では無いが、1度自分の目で確かめておきたい。
セレナの実力を確かめるという意味でも。
今日のところで訓練ダンジョンに行くのもいいかもしれない。
転移者は私という前例がある以上脳裏に置いておくべきだろう。
が昨日の時点では目立った反応はなかったので新入生の中にはいないとみていいだろう。
新入生の中にいないのなら関わり会う機会はそうあるまい。
10キロ程度走ったところで人がまばらに出てくる。
散歩だったり、私と同じようにランニングだったり。
こんな朝早くからお疲れ様でーすって言いたくなるがそこまで親しいわけでもないのでぺこりとお辞儀してそそくさと立ち去る。
女子寮の我が部屋に帰るとセレナがちょっと不機嫌っぽい顔で出迎えてくれた。
「おかえりなさいませ。あるじさま。
もう心配したんですよ。朝起きたらいなかったもので。」
「ん、ごめん。
朝4時に起きて暇だったから走りに行ってた。」
「……あるじさまは朝強いんですね…
まあ何事もないならそれでいいのです。」
「明日からも朝早いと思うけど気にしないで。
それよりそろぼち食堂いく?
確か6時から空いてたはず。」
「はい。そろそろ行きましょうか。
確かここの食堂はメニューは選択制でしたよね?
今日はどんなメニューなんでしょうか。
この世界のご飯は美味しいので楽しみです。」
「朝からがつがつ食べる気分じゃないし、味噌汁とか和食があればいいんだけど。」
食堂に着くとちょうど空いたばかりのようで好きに席が取れそうだった。
窓際の席をとり、たくわん、味噌汁、白米などthe日本の朝ごはんセットを取りにいく。
いやそんな名前じゃないけどね。
セレナも同じものを取ってきたらしく、私お気に入りの食べ方を伝授していく。
たくわんは最初に食べるんや。
「いやー美味しかったですね。
また選択肢にあったら選びたいです。」
満足頂けたようで何よりだ。
私が作ったわけでもないけどなんか日本食を褒められると照れる。
「今日は何か必要なものとかあるんですか?」
「特には。今日は施設の案内だけらしいから。
筆記用具とメモ帳さえあれば大丈夫かな。」
「なるほど。初めての学園、ちょっと楽しみです。」
「ま、そんなに気張らなくても大丈夫じゃない?
あっでも今日の放課後は早速訓練ダンジョンに潜ってみようと思ってるからそのつもりで。」
「うふふ、了解です。がっぽり稼いじゃいましょう。」
訓練ダンジョンは深くまで潜るほど難易度が高くなり、報酬も高くなるようだ。
ただ、階層を移動するのにも時間がかかるだろうし、今日はそんなに深くまで潜らないつもりだ。
ちなみに訓練ダンジョンの到達階層ランキングで何回まで行ったのか見ることが出来るようだ。
ランキング乗ってみたいね。
まだ少し早いがいい時間になってきたので学園に向かう。
この学園は実技以外でもキャラを伴って授業を受けていいのでセレナも一緒だ。
桜並木を超えて上靴に履き替える。
新入生ようの校舎は二階建ての真っ白な外観でかなり綺麗だ。
ここにも案内板があり、1組の教室は1階の端にあるらしい。
始めて教室に入ったが、広い。
ちらほらと席は埋まっている。
ちなみに今日はキャラを絶対に連れて来ないと行けない。
施設はキャラも使うからね。
生徒40人とキャラ40人が入ってもまだ余裕がありそうだ。とりあえず席に名前が書いてあったので廊下側前から2番目に座っておく。
ちなセレナは真隣だ。
キョウカは10番だったはずなので席はかなり後ろの方になってしまうだろう。
早速不安要素しかねえぜ。