知識で書くか、知恵で書くか
私は詩から文章表現に入ったせいか、それとも単に頭が悪いせいなのか、どんでん返しみたいな仕掛けのある小説を書くのが苦手です。
アイデアに溢れる構成とかよりも『こういう文章おもしろくない?』みたいな刹那主義的な快楽というか、自分でも『なんだこりゃ?』と思うようなダラーッとしたところへお話を持っていってしまいがちです。
他の人が知らないような知識も持ち合わせていないので、今まで生きてきた中で身につけてきた知恵だけで書いているような気がします。
だからアイデア溢れる仕掛けのある作品を書ける作者さんを尊敬しますし、自分には向いてないからと書くのは諦めてたりします。
小説って、いろんな要素から出来ていますよね。
知識があれば世界も膨らむ。そこに独自の知恵を流し込めばその人の作品となる。アイデアがあればびっくりするような展開を盛り込めて、他にも色々、いろんな要素から出来てる(←色々を思いつかなかったので『その他』で逃げた)
故・井上ひさしさんがどこかで書いていらっしゃいました。
『知識だけで書かれた小説に価値はない。それは必ず知恵によって書かれなければならない』みたいなことを。
でも、私にはわかりません。知識『だけ』で書かれた小説なんてあるんでしょうか……。ネット検索した情報のみで書かれているみたいなやつなんだろうか。それを自分の知恵で並べ直したら立派に知恵で書かれたものになるんじゃないだろうか。
知恵で書かれたものであっても、それがほんとうに知恵『だけ』だったら、なんかすごくひとりごとみたいな小説になりそうな……。
どれかの要素に偏ってしまうのは、人それぞれに違いがあるから仕方がないとして、すべての要素は大切なものだと思っています。
すべての要素を含んでいて、そのバランス感覚が素晴らしいものが良い小説?
でも頭のいい人が書いたパズルみたいな仕掛け100%みたいな作品でも面白いかもしれない。
感性だけで書かれたみたいなぽえみっくな作品でも少なくとも私は面白いと思う。
結局なんでもありなのか!?
とりあえず私は知識が足りなすぎるのですが、そこを補完すべきなのか、それとも少ない知識を知恵でかき混ぜて行くべきなのか、
うーん……
よくわからん!\(^o^)/
とにかく読者のミスリードを引き出して、あっと驚くような結末に導くような作者さん、あなたはニクいです。
雰囲気のある文章で人間を描きだして、話に意外性なんかなくてもじゅうぶん驚きをくれる作者さん、あなたもニクいです。
最近初めてAIに小説を書かせてみましたけど、話の流れはありきたりながら、それをそういう方向に持って行くか!?Σ(゜Д゜)みたいな驚きはありました。AIさんもニクい!
うーん。何が言いたかったんだろう、私。
まぁ、色んな小説の書き方をする人がいるってことで。
どれかひとつだけが正解ってことはないと思います。
自分を見つけよう!\(^o^)/ ←無理やりまとめた