真の崩壊
ただいま。ただいまただいまただいま。
寝る人が帰ってきたドン。学校帰りに小説のこと話してまた書くことになったよ。
ちなみにこのチュートリアルどうやって終わらせるの? まじで締めくくり方がわかねーよ。
だれかたすけてぇ
side:神の失敗作
たのしい、楽しぞ。妾は夢を見ていた、ずっとずっと叶わぬ夢を……それは妾と同等以上の対等者との戦闘
初めは良かった。妾とて弱かった
だが血と血で争うパーティをしているとき、ふと思ってしまった。違う、と
勿論初めの疑問を抱いた時は、負けも幾らか存在した。それでも違った
熱だ、妾が幾ら熱くなろうと、対等者は熱を発してはくれぬ。
死と言う恐怖の中こそ、妾の生きがいであり人生だ。そして疑念を浮かべながらも、強者を探し続けた。
終わっていたよ、全てが妾よりも弱くなってしまった
―――絶望―――
ただただ退屈な人生。それでも強者を探し求めた、神がいるなら戦ってみたい。
妾は殺す事を躊躇してしまったのもその頃よ
弱う弱う弱う弱う
全てが弱うてしょうがない
そんな時。妾の人生を大きく左右する出会があった
破壊者…………一目で恋に、いや憧れか。あれと戦って見たいその願いだけが溢れ出る。
だがやつは去ってしまった。
後にしった。やつは、伝説。物語にでる超越者だと
妾はやつを、超越者を追い求めた。あの圧倒的な存在感。あの絶望を遥かに凌駕するほどの死
1年の時が経過した頃だ
遂に異常個体に出会った。消滅を司る異常個体らしいが、正直期待外れだった。
出会った瞬間理解した。違う
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権能
消滅の《超越者》を獲得しました
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こいつでは役不足。あのときであったやつとは全くの別物だと
妾はまたしても強くなりすぎてしまった。
確かに、消滅の力は脅威であり、一度触れると妾は死んでいただろう。だがそれだけだ。それだけに過ぎなかった。
追い求めて追い求めても、届かぬモノ。異常個体の殆どが、その力に溺れ死にゆく
またしても絶望。もしや、あの時感じた死はもう感じないのか。だが違った
やつとの再開。一年前と変わらず死と恐怖そのもの
気づくと妾は地面に倒れていた。そして不思議で悍ましい力が身体を巡廻する。
神が、世界が、理が。妾を敵と判断した。ただ、それがどうした、やつとの出会いはまだなのか。
酷く悲しみ、つい地上の大国5つほど消滅してしまった。
私は人ではない。厄災に変わった
やつは私の前に現れない。来たのは、何度も何度も見てきた妾の同胞だった者……天使
それも熾天使軍。総勢100程。何もかもが楽しくない。熾天使ごときで妾を止められる筈も無かろう。
私は呪われた。
力がほしい。負けたい。死にたい。生きたい。
矛盾の感情がわたしの中で暴れる。
そして最後に残ったのは、消滅。破壊者との死合。途方もない無の時間を死合たい。破壊され消滅しあう死合を
時は100年
毎日のように、神を始め。熾天使殺し消滅される日々。
一度だけだが上級神が妾に剣を向けたことがある。あれは楽しかった。だが、それも過去の産物
ついに現れた。
『お主か、好き勝手に暴れる超越者』
負けた。理解が追いつかないまま負けた。
妾は自惚れていた。やつは圧倒的だった。まだ足りない。
そして意識が戻った時には、もう去っていた。
全てを投げ出したい。私は弱すぎた。それほど大きな壁が存在した。
『嗚呼、また負けたのか』
恋し恋い焦がれる。やつの目指す終着点。憧れのチカラ
やつを消滅させたい。
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sideケイン
1つの違和感。それは次第に広がり大きな疑念へと繋がる
…………
パリッ
視界が黒一点に染め上げた。そんな中ある光が差し込んだ
これ、は。幼少の記憶
『ケン、崩壊流は私しか使えない業』
そんなことない。私は崩壊流も使っていた。
私しか私しか私しか私しか私しか私しか
『私しか使えない』
違う、違う違う違う違う。崩壊流は師匠が私に授けて下さった物
『なら、君の師匠はどこにいる?』
何処?何処って………
初めは誰も気づかないような小さい傷。だが気づいた時にはもう遅かった。
次第に光は変化をし、それは精神を飲み込み淀んでいく
パリッ
それは、全てを飲み込み全てを破壊する。
パリッ
健康体ならば抵抗も出来ただろう。
パリッ
だが、中身はボロボロ。少しでも力を込めるだけで崩れ壊れてしまいそうなほど、ボロボロだった
『君は君の師匠に捨てられたんだ』
違う違う違う違う
『違わない、全く持って違わない。君の師匠は………』
違違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
『最低だよ』
違う、違う……違う。違…う
…………
ジジジジジ
『諦めるな』
1つの声が妙に響いた
『お前は私の崩壊流を超えろ』
ほ…うかい、りゅ……
思い出した
…………
『ケン、崩壊流は私だけが使える業。だが、これだけは言える。偽物が本物に勝ることもある。故にお前は私の崩壊流を超えろ。』
『でも、師匠僕は壱の太刀使えるよ。』
『それは崩壊流であり、崩壊流ではない。』
『なんで』
『ああ、それか。いずれ分かるさ、お前はお前の崩壊流を私に見せてくれ。私の業を使えば………いや、これはまだ言えない。だが忘れるな………おま……える……』
『うん、分かったよ』
――――崩壊流が助けになり壊す―――――
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side:破壊者
崩壊流〈捌の大刀“百花繚乱”〉
な、ぬ
『どうした、そんなものか。妾が追い求めた貴様の実力はッッ』
この儂が恐怖を感じた?
天の子ならわかる、虚空……いやいた。やつか、ありえぬ。儂は確実に殺った
グッ
『オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーーー』
許せぬ許せぬぞ。一度ならず二度までも
鱗を……儂の身体を傷つけることは、超越者の特権であり、強者のみ許される
…………
side:ケイン????
「崩壊流〈捌の大刀“百花繚乱”〉」
いつの間にか、破壊のエネルギーは体から消えていた。まるで消滅したように
私が放った“百花繚乱”は今までとは比べ物にならないほどの威力・大きさ・速さその全てを遥かに上回り、見た目さえも変わっていた
それはまるで神の失敗作の漆黒の剣に似て異なり、それでいて同等以上の存在感を感じられる
百花繚乱は破壊者に当たった直後直ぐに消えることはなく、完全にその部分だけは削れた。
(いける)
「崩壊流〈伍の大刀“朧月”〉」
ドンッ
デストロイアの尻尾による、攻撃とも呼べないただただ無造作な一撃は私を地を空を破壊せんと振るわれる
その過程で崩壊流〈伍の大刀“朧月”〉はやつの尻尾に当たったがそれだけだった。
「崩壊流〈肆の大刀“世壊”〉」
見事に“世壊”はデストロイアの尻尾に当たり、軌道を少しずらすことに成功したが、その代償はあまりにもおおきすぎた。
デストロイアは、すでに私を認識し。意識を持って攻撃してきている。だからだろう、少しずつ回復が追いつかなくなっている。
(軌道ずらしてこれかッ)
その風圧は私を破壊するには十分すぎるもの。
だが、まだ体の回復が完全に追いついていないわけじゃない。まだ時間は存在する
「崩壊流〈漆の大刀“神速”〉」
それは威力も勝る事ながら、崩壊流の中で最速の一撃。その速さは音速を遥かに超えうる速さの一撃
『オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーー』
そう長くは続かなかった
ヒュ……
気づかぬ内に四方八方から、触れた物を全て消滅していく漆黒の光を放った剣が瞳に映る
「ック、崩壊りゅ……」
勿論処理に間に合うはずもなく、
ガッハ
な、ぜ。痛い……私に痛みを感じさせた
それと共に何か別の感情を……
うん、なぞw