奇跡
修正だる
執拗最低限だけ修正します。ごめんね、じゃないとまじで続き描かなくなるから
『久しいな、天の子よ』
『妾をそう呼ぶ者は、既に貴様しかおらぬ。だがようやくこの時がキタ!』
『ああ。』
『相変わらず素っ気ない。だがいい、さあ続きをしようぞ。』
『断ると言えば。』
『竜族を滅ぼす。』
『怖いのー怖いのー。』
『フン、茶番はいい。さっさと決着を付けようぞ。その為に妾は貴様を呼んだ。』
神の失敗作がはなった漆黒の剣は、万、億、兆増え、次第に視界そして天を覆った
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side:破壊者
『ぬ』
神の失敗作ではない、小さいながらも大きい殺気。儂ら超越者からすると気づかぬ程の殺気である。だが、あらゆる感覚が優れる竜であり、また超越者にまで上がり詰めるほどの儂だからこそ感じ取れたもの。
『よそ見をしおって。』
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side:ケイン
直後のこと。
何も聞こえなくなった。何も見えななった。それは物体を破壊し、音すらも消滅させる。全てが異次元であり、その空間は理を反する世界を作り上げた。
そして、この理を反し新たな世を生み出したのは、方やドラゴン型、方や天使型の異常個体二柱だ。これ作り出したのは、戦い、否。殺合だ
超越者とは、生きている。それすなわち理を外れ。
理を外れる。それすなわち超越者。
故に、超越者であり。異常こそが正常。
だからこそ、
〈肆の大刀“世壊”〉
(私の師匠の崩壊流は、超越者の道にいた。)
だからこそ、崩壊流の後継者として恥じない死合をすることこそが、最高の恩返し。そうおもい込んでしまう。
ケインが放った肆の太刀は、ドラゴン型の超越者に当たり少しだがキズを付ける。
『オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーー』
グッ
反応すら許されない一撃だった。とっさに百の斬撃。
〈捌の大刀“百花繚乱”〉
で防御を取ったことで、上半身だけは原型を止めた
ピシャ
だが二撃目、三撃目は容赦なく襲い。破壊される。
再生速度が低下している。あの禍々しい霧が無くなっても、もとを辿ればドラゴン型のもの。ドラゴン型が同じ能力を持っていないなんて道理はない。
それならば簡単だ。破壊、速度を、凌駕する再生をすればいい。この破壊はドラゴン型に攻撃されたときに出る状態異常のようなもの、言わば副産物に過ぎない。
遅い再生は始まる。直接殺された反動だろうか
―――
『ケン。崩壊流は私しか使えない業。正確には私以外も使える。だが、私固有の武器でもある。故にお前は、私の崩壊流を超え。己の武器を磨け。それまでは、私がお前に武器をかそう。それは崩壊流であり、崩壊流ではない。私以外が真の崩壊流を使おうものなら、その負担は何十倍にも膨れ上がる。それは、一太刀使えば体が壊れてしまう。』
『でも、師匠僕は壱の太刀使えるよ。』
『それは崩壊流であり、崩壊流ではない。ま、いずれ解る時がくるさ。私の友人は、まだ弱かったころこう言った。「己固有の武器を持つ、それは簡単なことではない。だが他人の真似事ではそれ以上の高みに上ことは不可能だ。」もしやつとお前が出会っていたなら、おまえは…』
……………
そうか、これは崩壊流の反動。たとえ殺す剣を使おうと、私だけの崩壊流ではない。これはあくまで師匠の崩壊流。それを無理やり使っている状態。
いままでの蓄積が破壊者の攻撃によって負担が開放された。
似ている。でも似ているだけで違う。あれは対価を払っていない。それは、己固有の武器であるからだろう。たとえば、人間が呼吸をするようにあれにとって破壊とは極々自然。
英雄。それは、非凡な事をなしとげる人。つまり不可能を可能にする奇跡を起こす者のこと。
私にとって奇跡とは、今目の前にいる化け物。異常個体を退けること。それこそが奇跡であり、それこそが私のやるべきこと。もし本物の崩壊流を使ったなら例え神だろうが、異常個体だろうが関係ない。
ただただ敵を斬り伏せ、破壊と消滅の力を持った最強の流派なのだから。
まじでなにを書いてんだ。僕ですらわかんねw