超越者
〈※※※注意注意※※※
空間の揺らぎを確認しました。
繰り返します。
空間の揺らぎを確認しました。〉
――――――――――――――――――――――
レベル1000のスライムを召喚されるはずだった。そこには何も召喚されず、代わりに突如上空に文字が浮かび、アナウンスが流れた。
アナウンスが鳴り終わった直後、視界がドス黒く染まり始めた。
(何が起きている。それに異常個体《超越者》とはなんだ。レベル1000のスライムでは無いのか。)
―――プツン
何が起きた。理解し難いことが度々起きている。
私の身体がキレイに別れた。なにがあったのか、私には分からない。そして普段なら戻るはずの肉体が、元に戻らない。それでいて、意識ははっきりしている。
ドンッ
そこから一瞬の出来事だった。順に、右手、左手、頭と潰された。それはもはや原型を止めておらず、それも戻らない。
幸い私は壊れた存在。痛みを快楽すら感じる。
ピシッ、ピシッ
何かが割れる音が聞こえた。
――――――――――――――――――――――
〈※※※注意注意※※※
異常個体の存在が、確認されました。
繰り返します。
異常個体の存在が、確認されました。〉
―――――――――――――――――――――――――――
ビシッ、ビシッビシッビシッッッ
少しずつ、少しずつ。ソレは大きな音へと変化していく。
ビシッ、ビシッビシッビシッ、ビシッ………
ソレが鳴るたびに、波紋のように空間が裂けてゆく
ビシッ……………パリーン
空間が裂け。一層闇を増し、地を、空を喰らい。闇へとその姿を変えた。
草は枯れ、そして毒々しいものへと変化する。数キロ先まで見渡る清んだ空気が一転し、どこまでも禍々しい、闇へと変化した
一刻もって時は動こ出す。
身体の修復が再開された。
――――――――――――――――――――――
〈※注意注意。
異常個体。
個体名【破壊者】
個体名【神の失敗作】
繰り返します。
個体名【破壊者】
個体名【神の失敗作】
バグの排除を実行。
……失敗しました。〉
――――――――――――――――――――――
何が起きた。
「ッグ」
喋れる。
治ったか。いや、胴体のみ治った。
感覚が鈍い。
何かが溢れ、失っていく。
これも闇の影響なのか
――――――――――――――――――――――
〈※注意注意。
異常個体の対処のため、【名無し村】の住人に、力の一時譲渡を試します。
………失敗しました。
代役を発見しました。
プレイヤーコード111111ケインに力の一時譲渡試します。
………成功しました。
プレイヤーコード111111ケインに【天滅剣】を一時譲渡を試します。
………失敗しました。
プレイヤーコード111111ケインに##スキル【神体】を一時付与します。
………成功しました。〉
―――――――――――――――――――――
一瞬だった。
私の身体に異質なナニかが、入ってきたのを感じた
身体から放たれる粒状の無の光。
それは一つ一つが無限にも思えるほど力を感じる。
無意識だった。無意識にステータスを確認していた。そてがこの世の理であるかのように。
――――――――――――――――――――――
名前:ケイン????
レベル####不可説不可説転
職業:偽・神/偽・超越者
生命 :測定不能
筋力 :測定不能
防御 :0
魔法攻撃 :0
魔法防御 :0
速さ :測定不能
運 :測定不能
〈スキル〉
全能
〈ユニークスキル〉
英雄の道/レベル1(115/1000)
〈##スキル〉
神体
〈称号〉
ユニークスキルの保有者
英雄
死神に魅入られし者new
偽・超越者new
偽・神new
SP:
いやまじでどうしよう。何も考えずに書いちゃった。この時の僕はバカだったと次話書くとき思ったのだった
まあ完結してるので、どうなるか楽しみにしていてください。
あ、因みにこれ3回目の修正版です。最後のステータス今見ても、これ考えた人頭湧いてるよ。あ、ぼくだった。
でも、見たらわかるけど。しっかり偽が付いてるんよなw
一体、神や超越者はどうなってんだ