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異常能力者多くありませんか?

「私はそこまで鼻高々とはしていませんわ!上流貴族と比較しないでくださいまし!それよりアマミさん、その蝶は何処でお会いしたのですの?」

「だから俺はそう言うところが気に入らねえんだ。自分が貴族だからって勝手に俺らのチームメンバーを連れていくなっての!」

「ノヴェラ。分かった、分かったから。シャロル様、申し訳ありませんが今日の私達のチーム会議に一緒に参加していただけないでしょうか?そうすればノヴェラも少々は落ち着くと思いますのから。」

「分かりましたわ。私も今日予定がないですし、ご要望とあらばお供致しますわ。」

「…シャロル様…ありがとう…」

「ッチ、分かったよ。」


 なんだか良くわからないけど解決したみたい。ちょっと様子見だね。…ってうん?今向こうでこっちを見た少女達…なんだ?恐ろしい力を感じたぞ?


 既に二人とも教室から立ち去っているみたいだけど、僕の力関知能力は立ち去ったぐらいでは意味がない。分かってるのは、二人のうち片方は力が一般人の平均の1000倍、もう片方は魔力が並みの魔術師の1000倍…間違いない。


 どういうこと?前、この学校に来たとき…アマミちゃんの編入試験の時にはそんな莫大な力を感じなかったぞ?多少の大きな力ならアマミちゃんがカオスなので気づかないかもだけど…。第一そんな学生がいてたまるか!そんな人間がいてたまるか…いや、人間じゃない?


「じゃあ、今日の予定について皆で決めようか。」

「決めるって言ってもあれだろ?依頼受けにいくか、帰るかの二択じゃねえか。なんでいつも話し合って決めるんだよ。面倒くせえな。」

「まあそうなんだけどね。リーダーとしてはチームとなった以上、毎日皆と何かしら話したいと思っているから。ノヴェラにはちょっと面倒臭いのかもしれないけど、付き合ってくれると助かるよ。」

「ヘイヘイ。」

「…今日は皆さん…予定があるのでしょうか…」

「僕はないかな。」

「おりゃいつも暇してるぜ?」

「私はお姉ちゃんと冒険者の依頼を絶賛遂行中なんです!忙しいんです!」

「おうそうか。…っておかしいだろ!なんで依頼受けてんのにここにいるんだよ!てめえ、学校サボって依頼受けてたんじゃねえのかよ!」

「ミズハさんの話によりますと、現状依頼は休憩中らしいですわ。お休みは明後日の夕方までとお伺いしていますわ。」

「うん。シャロルさんの言う通りだよ。」

「…ミズハさん…シャロル様…子爵令嬢です。…様とか…嬢とか…つけた方がよろしいと思います…」

「私は気にしていませんわ。アマミさんも私のことはさん付けですわ。」

「こいつは頭いっちゃってるから別にいいけどよ。なんか違和感あんだよな。」


 僕からしてみたらそこまでヤンキーっぽいキャラなのにシャロルさんにちゃんと様つける辺り驚きだよ!


「誰が脳みそすっからかんですか!酷いんです!罰として抱きつくんです!」

「止めろ!お前にくっつかれるとどうにかなりそうだ!」

「ミズハさん?ここだけの話ですけど、ノヴェラさんは女子に…とりわけ可愛い子に耐性がありませんわ。1度抱き付かれたとき出血多量で失神しましたわ!」


 なんだと?!アマミちゃんって、もはや誰にでも抱きつくのか!逆セクハラしまくってるじゃん!大丈夫かこれ?!とりわけ、ただでさえアマミちゃんって10歳初頭に見えて可愛いのに魅了効果1.1倍付きのジャンバースカートはいてるからね!耐性無いと即死だよ!


「そ…言うな!オラクル子爵令嬢!」


 なんかこの不良見てて面白いぞ?不良の癖にちゃんと貴族にはそれ相当の発言をする辺りギャップ萌えじゃね?


「はいはい皆さん落ち着いてください。話を戻しますけど今日の今後の日程についてです。出来れば、明日以降お休みでしたので何かしら簡易的な依頼をとも思っていたのですけど…アマミが依頼中となるとそう言うわけにもいかないですね。」

「今日はシャロルさんの家に行くんです!前約束したんです!でもその前にバナナを100万本買うんです!ドワーフさん達と友達100万人計画遂行中なんです!」


 王都にそんなバナナ売ってないよ!ドワーフの村に100万もドワーフいないよ!


「…王都には…そんなにバナナを売っているのですか…」

「売ってる分けねえだろ。常識考えろ。」

「常識と言う言葉にとらわれたら負けなんです!今日の教訓なんです!魔女の教訓なんです!逆らったら…お姉ちゃんを食べることにしたんです!」


 意味わからないところで僕を出すな!で、噛みつくな!痛いわ!


「シャロル様?アマミと何かお約束なさったのですか?」

「先日お会いしたときに約束しましたわ。アマミさんの結界や強化魔法を見ている限りあまりにも強すぎましたわ。勿論、私も何れはアマミさんを追い抜いて見せますわ。そこで、アマミさんが良く口にする魔女について一緒に調べると言う約束を致しましたわ。私はオラクル子爵令嬢。魔法に関しては専門ですわ。魔女についての書籍もきっと私の家にあると踏んでいますわ。」


 この令嬢、地味にアマミちゃんに負けてることを根に思ってるな?

 新たな付箋が登場です。なお、回収はずっと先の予定です。

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