♯2
目を開けると白い世界だった。ここは神界か?
「そうです。お久しぶりね綾翔さん」
「ふんッ」
俺はおもっいきり目の前の駄女神の頭を殴った。
「イターイ、何するんですか!」
「何するんですかじゃねぇだろ!俺地球に転生してんじゃねぇか!」
「それは、私のミスです。今回綾翔さんのクラスの方々は異世界に勇者として召喚されました。」
「は?勇者とかまじか、俺は普通に異世界ライフをおくりたかったな。で、勇者ってことは魔王を倒す的な感じか?」
「たぶんそうですね。異世界の人間が勝手に召喚しただけなので私は興味ないので詳しくは…」
「で、なんで俺をここに呼んだんだ?」
「それは、私のミスで地球に転生させてしまったお詫びをと思ってスキルを渡すのとあなたの身体をもともと転生するはずだった身体にするためです。」
「そうか、ならさっそくやってくれ」
パチンッ
女神が指を鳴らすと俺の身体が一瞬光った。
「綾翔さん最初にあなたにスキルをあげました。ステータスと言ってください。」
「ステータス」
皇 綾翔
17歳 男
人族
Lv1
HP 1500/1500
MP 1500/1500
腕力 1000
魔力 1000
知力 1000
俊敏 1000
【スキル】
火魔法Lv1 風魔法Lv1 雷魔法Lv1
アイテムボックスLv1 鑑定Lv_
【ユニークスキル】
皇琉戦技Lv10 スキル創造Lv_(制限付き)
【称号】
創造神の加護 異世界の勇者
「あれ?おかしい。渡したスキルが違う (ボソッ 」
もしかして目の前にいる駄女神が創造神なのか?それにしても強いかどうかわかんねぇなてか、おかしいってなんだ?
「このステータスは強いのか?」
「いえ、全て勇者の中では平均です。勇者のステータスは一般人の5倍程です。ユニークスキルのスキル創造は私が上げたものです。制限は他人にスキルを譲渡するスキルを作れないことです。」
平均かまあ、低いよりかはいいかな。
「それでは次に種族を元のものにしたいと思います。」
パチンッ
女神がまた指を鳴らすとさっきと同じように俺の身体が光だした。こんどは光がおさまるまで5分くらいかかった。
光がおさまると女神が鏡を持ってきた。
俺は自分の身体を見てみると、目が黒目から左目が赤、右目が琥珀色に変わっていて何より変化があったのは背中から天使の羽が生えていることだ。羽は三対あり、上から黒色、琥珀色、銀色になっていた。
「なあ、これは姿が変わっただけなのか?」
「いえ、ステータスも上がっていると思いますよ。」
「ステータス」
皇 綾翔
17歳 男
天魔神族 親:吸血鬼・神祖&最上級天使&創造神
Lv1
HP 7000/7000
MP 7000/7000
腕力 6000
魔力 6000
知力 6000
俊敏 6000
【スキル】
四元素魔法Lv1(火・水・風・土)
光魔法Lv1 闇魔法Lv1 時空間魔法Lv1
アイテムボックスLv1 超回復Lv_
魅了Lv1
【ユニークスキル】
皇琉戦技Lv10 スキル創造Lv_(制限付き)
吸血Lv1 血液操作Lv1 天使の慈愛Lv_
魔法無効Lv_ 神眼Lv_ 状態異常無効Lv_
【称号】
創造神の息子 創造神の寵愛 神々の加護
異世界の勇者 最上級天使の寵愛 吸血鬼・神祖の寵愛
は?ぶっ壊れじゃね?鑑定は神眼に入ったみたいだ。気になるヤツだけ鑑定してみよう。
『吸血』
血を吸うとHPとMPが回復する。レベルが上がれば回復の効率がよくなる。
『血液操作』
血液を操作できる。
『天使の慈愛』
スキルを発動するのにMPを500使う。どんな部位欠損や呪いでも治せる。
『魔法無効』
自分に害のある魔法を無効化する。
『神眼』
完全鑑定、千里眼、暗視、心眼を統合したスキル。
『状態異常無効』
全ての状態異常を無効化する。
『創造神の息子』
神々から愛される。
『創造神の寵愛』
スキルを取得しやすくなる。スキルのレベルが上がりやすくなる。レベルアップ時ステータスに極大補正。創造神と念話ができる。
『神々の加護』
スキルを取得しやすくなる。レベルアップ時ステータスに極大補正。
『異世界の勇者』
スキルのレベルが上がりやすくなる。
『最上級天使の寵愛』
レベルアップ時ステータスに極大補正。
『吸血鬼・神祖の寵愛』
モンスターテイムする確率が上がる。魅了スキルを使わなくても周りを魅了する。
Ohマジでぶっ壊れだった。てか一つ言いたいのが…
「なんで駄女神の血が入ってんだよぉー!!!!ざっけんななんで俺がテメェの息子なんだ!」
「そんな怒らないの綾翔、とりあえず異世界に行く前に偽装スキルと羽はしまいなさいよ。」
なんか、急に喋り方が母親になりやがった!てか、羽ってしまえるんだ。
羽をしまうと目ももともとの黒色にもどった。
次は偽装スキルを取り、ステータスを天魔神族になる前のステータスに偽装しスキル創造も見えないようにしておいた。
「それじゃあ綾翔寂しいけど、向こうにおくるからね。それと私のことはお母さんと呼びなさい?」
「呼ぶわけないだろ。なんで駄女神を「呼びなさい」はい、お母さん」
「んー!いい子ね!」
さっき一瞬目の光がなかったんだけど怖すぎだろ。
「それじゃあ、綾翔頑張ってね」
「ああそれじゃあね、お、お母さん。」
そして俺の下にはまた魔法陣があり…
俺はやっと異世界に行けた