きっかけ
私、春川 楓はつい最近小説家を目指すようになったフリーター。
小説家を目指すようになったきっかけ、それはずばり、お金だ。
私は今、バイトを掛け持ちして生計をたてている。フルで入るメインのバイトと短時間のサブバイト。
正社員をしていた時期もあったが私にはあの責任感が耐えられず、なんだかんだ3年ほど続いた仕事を辞め、
一生フリーターで生きていく!!と決め、今に至るわけだ。
そして今、働いているバイト全てを辞めたい衝動に駆られている。
元々他人と接するのが苦手で1人の方が好きな私。
最近、両方のバイトで今まで仲が良かった人達が色んな理由で辞めていき、その代わりにどんどん新人が入って来ている。
また1から作らなければならない人間関係。それが苦痛すぎて面倒くさすぎる。
そして私は飽き性なのだ。1年も同じ仕事を毎日していると加減飽きてくる。
辞めて他のとこ探すか…
それはそれでまた作り直しの人間関係。それも新しい場所で。
人見知りの私は自分から話しかけることが出来ないし、
第一印象「怖い・クール」な私に話しかけてくれる人は少ないので、打ち解けるまでにだいぶ時間が掛かる。
何より出来上がった環境に入っていくのは最も苦手なことだ。
今後の人生、ずっとバイトの掛け持ち人生を歩んで行くのか?
…うわー…なんてつまらないんだろう…
私は考えた。
出来れば家で出来る仕事がいい。ならばパソコン関係か?
いや、知識が無さすぎる。高校の時に少し授業で習ったが、タイピング以外は無理だ。うん、ないな。
漫画家とかどうかな!!…いや、画力がない。
最悪、人物の顔は書けたとしても体の動きが書けない…何よりもし漫画家で奇跡的に成功したとして、
アシスタントが必要になった時…結局他人と関わらなければならないよね?
うーん……あ、そうだ!!小説家!!小説家がいいじゃん!!!
家で一人で出来る!!そして売れれば多分稼げる!!!最高じゃん!!!!!
私が小説家を目指した理由はこんな甘い堕落な考えからだった。
読んでくれてありがとうございました!!
コメントくれると嬉しいです!!
よければ次話もよろしくお願いします!!