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シャルアル-3つの国  作者: なるる
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第1章 俺の役目

この小説は、私が夢で見た事から書いた小説です。


シャルアル。


ここは私達の世界で言う、モンスター達が存在する星、

動物の形をしていたり、液体や気体のような形をしているもの、また、人間のような形のモンスターがいる。

皆が皆仲がよいというわけでもなく、土地をめぐるの争いや食料を求めるための争いもあった。

そのために、シャルアルでは、3つの国が造られた。


(ここから下は、のちに使うこともありますが、知らなくてもストーリーを楽しむことはできます。

予備知識として知っておきたい方はどうぞ。)


1つ目は「アディラル」地底にある国。

そこではクルトプスという、牛のような形で二本足で立つ大きなものの地位が高く、クルトプスの「セルト=クイージ」がこの国をおさめている。

クルトプスは力が強く、気は少々荒いため、仲間の中でも争いがよくある。

また、アディラルには、スマンクという蜘蛛の形をしたものや、レクトンという石のような形のもの、

ウィクラムという、ドラゴンのようなものがいる。


2つ目は、「ジグムゥ」 地上にある国。

ここで地位が高いのは、ニスピアム。水の精霊と炎の精霊が交わってできる鳥のような形のもの、

大きさは小さく、人間の大人の手のひらくらいである、 ジグムゥをおさめているのはニスピアムの「ミュースレヌ」

ニスピアムは大人しく、めったに他の者達の前には現れないが、決まりごとを作るときや、争いを止めに来る時は姿を現し、討論が激しくなると、物凄く大きくなり皆を静める。

ジグムゥには他に、レミスリフィという馬の形をしたものや、ジフェロアという蝶のような形のもの、

ウィキペニフという、凶暴な犬のようなものがいる。


3つ目は、「ジュメヒティ」 天にある国。

ここで地位の高いものは、アジムート そして パラムート アジムートは悪魔の存在であり、パラムートは天使、神の存在である。人間の形をしている。

この二つの種族は正反対であり、よく争いが起きる。

アジムートに伏せるものをおさめるのが「ラグアドーゼ」 パラムートに伏せるものをおさめるのが「フラニアムジ」

アジムートは黒魔法を使い、悪を使うものをさらに悪の方へ導き、そして自分達のもとに招き入れる。

パラムートは白魔法を使い、悪を使うものから傷を負ったものに安らぎを与え、もしも命が尽きた場合はフラニアムジの判断で、自分達のもとに招き入れるか、魔法を使いもう一度命を与えるかができる。

ジュメヒティには他にゼピュリネンという悪魔の使いに扮する半人半猫の形をしたものや、

ゼピュミジニルという天使、神の使いに扮する半人半霊のもの、

また、ワームスピルという、気体の形で、場所と場所を繋ぐ扉の役目のものもいる。


(ここからが本文となります)


そしてこの星にはある言い伝えの書かれた「ネルスの書」という本があった。

だが、このネルスの書は、3つの国が造られた時、どこの国がこの本を持つかの争いとの中で、

3つに破れてしまった。。

破れたネルスの書は、それぞれが手に取った部分を3つの国がそれぞれ持っていたが、


その後、、どこからかとある噂が広まった。「ネルスの書には、財宝の隠し場所が記されている。」という内容だった、噂はどんどん広まり、ついには国をおさめるもの達の元へと流れ込んだ、。

1つの国が全ての部分を揃え、言い伝えにある財宝を我が物にしようと別の国に攻め込んだ。

そこで争いはたくさんのものを巻き込んで戦争となり、争う間に「ネルスの書」は消え、たくさんの犠牲は忘れ去られ、このことは誰も知ることのないものとなった、、

ただ一人のものを除いて。





_____朝______


「おい、マジュア!!起きろ、仕事だ!!!!」


「んん、_________ハッ」

急いでベットから飛び起き、ご主人様のもとへと急ぐ。

「すみませんご主人様!!また寝過ごしてしまって!!!!」

「まったく、いつもお前はそうだ、またお仕置きが必要なのか!?」

「ヒェェェ」

叱られるのも仕方あるまい、三日連続だ。

俺は急いで髪をとかし、右上の方でに結び、耳を撫で、気持ちよくなったところで朝食をとった。

「今日の仕事はいつもの家事と、ジグムゥのレミスリフィの『ジュロフ』をこちらに招くことだ。

いいな?この紙に容姿を書いておくから、しっかり終わらせるように、いいか、絶対問題をおこすんじゃないぞ!!?」

「わ、わかってますって、!! おれだっていつも問題を起こすわけじゃないんですから、アハハ。」

カエルの足を口に入れながら言う。

「そうだといいが、また何かやらかしたら晩飯抜きにムチ打ち100回だからな」

ギロリと睨んでくる、 おお怖い怖い

「わかっていますって!では、ゼピュリネン マジュア、行って参ります!!!!」

「ちょっとまった!!」

急いで飛んで行こうとするとご主人様に呼び止められた

「なんですか?もしかして、寂しいんですか??」

ちょっと笑うように言う

「な訳ないだろう!?! いつものを忘れてるだろう!!!」

お、怒りそうだ。

あ、そういえば、とご主人様の元にもどり言った。

「ゼピュリネン 我が主人、アジムートの元にあり、主人の元に名を置き、どんな時も貴方に伏せる事を誓い、背く時には命を絶つことを誓い、事を心に刻みます。」

「よし。」

頭の上に手を置かれる。

うぐっ 毎朝のことで だがやはり怖い。

俺は目をつぶり、ことが終わるのを待った。

ご主人様がもう一つの手を俺の首筋に持ってくる、

来るっ!!


ぎゅ。


抱かれた。だがもし誰かがこれを見たとき感じる事ではない、決して、


そのままご主人様が俺が息ができなくなるくらい自分の胸に押しつける。

そして俺の頭の中には呪文が流れ込んでくる。





手が離された。

終わった、、。。。。

俺は床に倒れ込み、せいぜいと荒い息をする。

「お前も慣れないな、前の奴は5回ほどで慣れたと言うのに、」

そんな奴はもうどうかしていると俺は思うがな、

とてもなれる気なんてしない。

「さぁ早く行った行った!!!」

「んぐっ、、はい、ご主人様っ。」

まだ荒い息で追い出されるようにして俺は飛んでいく。

さっきのは俺がご主人様の使いだという事を示す呪文を脳内に送り込む儀式みたいなもの。。

そうするには身と身をなるべく近づけないといけない。

呪文がまだ脳内をウロウロしてて気持ち悪い。

だがこれをしないと俺も命が尽きるのだというからせずにはいられない。

ゼピュリネンはご主人様の元にいないと生きることさえ不可能だというから驚き桃の木山椒の木。

なんて一人で誰かに説明するように考え事をしていると本当に木にぶつかった。

「イッテェーっ、、」

「んわぁ、、大丈夫ゥ???、気をつけてね、、」

のっそりとした声で気が喋りかけてきた。

「うわああっ、てなんだ、シューッドか。すまねぇ、!!」

「こっちは大丈夫だヨォ?? そっちは怪我してなぁい???」

「大丈夫だ!!ありがとう!!じゃ、俺急いでるから!!!!」

「バイバァーい」


そうして俺はジグムゥへと急いで飛んで行った。



ジュロフはすぐ見つかった。

ジュロフは街中で、小さなレミスリフィを捕まえて脅していた。

「ねえねえちっさいぼーや?? ちょっといまお兄さんお金がなくてね、、??困ってるんだァ、

ちょっとでいいからお兄さんに貸してくれない??」

「一、嫌だよっ」

ふーん、金目当てか、よくあるやつだ、

「ああ?なんだとっ!?? あ、げふんげふん、お願い?ちゃんと後で返すからさぁ??ね??」

「うっ、うぐっ、お母さんっ、」

半泣きだ、これは面白いなと見ていたいが、仕事はきっちりやらないと俺の腹が今晩悲鳴をあげることになる。

「オゥイ、ジュロフぅー!!」

俺は声をかけた

「!?う、誰だっ!??!どこだっ!??姿を見せろ!??」

「こっちだコッチィ!上だ!!!!」

ジュロフは俺を見つけた。

「ハッーーお前はマサカッ、、!」

小さなレミスリフィはここぞというばかりに逃げて行った。

「そ、そのまさかだよ、ジュロフ。」

ヒヒ

と俺は笑いながら下に降りた。

「俺はゼピュリネン、お前をこっちに連れに来た。」

「!?!!?」

「マージソロアペンゼン、ルーガスティーツミーム………」

「やっやめてくれッ!!」

呪文を唱え続ける俺に助けを求めるかもう遅い。

ジュロフの体は透け、だんだん消えていく、。

「イヤだっ!!まだ死にたくないっ!!!!」

「ラグアドーゼの元に、この者を招く!!!!」

「グアアアアアアアアアアアア」

叫び声とともにジュロフは消えていった。。

これで俺の役目は終わりッ!!

「ハァーア!終わったあああ!!ほらなっ!今日は何も起こらなかった!!!無事に仕事が終わったぞ!!!!どうだ、ハーーッハッハッは!!!!」

久しぶりに何も起こらなかったので安心した。

今日はきっとほうびがもらえるぞ!!!!

嬉しさで舞い上がった俺は力を抜いてしまった。

「あ」

ズドンッ

すごい勢いで落ちた。

だか大して高くなかったので打ったと言う程度の怪我で済んだ。

「ウグァッ、、、ウッ、」

苦しいっ、 息がッ!!

「っはあっ、っうっ、、」

大の字になって呼吸を整えようとする。

バチが当たったなぁ、、

「はぁぁぁ、、ふぅぅ、、、、」

震えるような呼吸。

「ハア、、、、、」

まだ背中が痛いがフラフラと立ち上がり、ゆっくりと宙に浮く

「いったカッタァァ」


やはりまだ背中が痛いので途中で何度か休憩をとりながら家に向かった。

その休憩を取っている時だった。。

「ねぇ、しってる、??ネルスの書の言い伝え。」

ひそひそと女のジフェロア達が3人で話している、

「知ってるけど、ただの言い伝えでしょう??ネルスの書は存在しないのよ?」

くすくすと笑いながらもう一人のジフェロアが言った。

「それがね、本当は存在するんですって!」

「えーっ、ウッソー」

「本当よ!本で見たもの!!!ネルスの書は存在していて、いまもどこかに埋まってあるそうよ!」

「えーっ、すごーい」

「だからね、私たちで探してみない??ネルスの書には、宝のありかが記されているってあつたわ、!」

「そんなの見つかるわけないじゃなーい」

「あら、でも昔のウィキペニフの化石も私たちくらいの子が見つけてたわよ?」

「そうね、、、。」

「やってみましょうよ!」

「そうね、暇つぶしくらいにはなりそうね!」

ジフェロア達は笑いながら飛んで行った。


ネルスの書か、、、

でもあれはただの言い伝えだしな、

そう考えながら家に帰った。


家にはやはりご主人様はいなかった、いつものことだ、

俺はまず洗濯から家事をはじめた。



______続く________






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