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25 うがあああっ! 俺達は今日を待っていた!

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 地球環境に貢献した若者達は異様な熱気に包まれていた。

 1週間の禁欲を経て大きく成長した彼らは、今日の試合後、晴れてこっそりと××××できるのだ。


「うがあああっ! 俺達は今日を待っていた!」

「やるぞっ! やってやるぞおおッ!」

 おまけに妙なテンションだ。


 魔王は興味深げに周囲を見やる。

 戦場に似ていた。


 キボコーに割り当てられたピッチサイドスペースの隣りでは、ヤマコーの選手達が気炎を吐いている。その隣のスペースに割り当てられた学校の選手達も、その隣の隣りも然り。

 試合を観戦できるスタンド席では、ダムッダムッと太鼓が叩かれ、校歌らしきものを謳うチームもあれば、日本代表戦で聞く統率の取れた応援チャントを繰り広げているところもある。


 それぞれに共通するのは、士気の鼓舞。

 じわりと胸が熱くなる。懐かしかった。魔界での戦いの日々が魔王の頭の中で甦ってくる。

 ヒューマンに転生したことで、あの頃の高揚感に身を委ねることができないと思っていた。それだけに、魔王は嬉しいのだ。


「やはり戦はいいの」

「おうよ、合戦だぜこれは! なあ、碧人。ようやくこの日を迎えたんだな」


 早坂が魔王に肩を組んできた。

 一瞬、無礼な奴、と思う(魔界で許可なく魔王に触れることは即刻処刑の対象)も、スケベ以外でこれだけ滾る早坂を見るのは初めてだった。

 魔王は今回に限り許すことにした。


 しかし……


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