24 あんた達、今度の最終戦まで、××××厳禁だからね
本当に下ネタだらけで、すみません。
でも、こんな感じだったんですよね、正直……。当時は一生懸命だったけど、今思うと、ほんと……でも、これが楽しかったし、青春だったなとw(←とりあえず草生やしました)
で、だ。
高校総体・地区予選の最終日がやって来た。
キボコーが属するグループリーグAは、5チームでリーグ戦(総当たり)を戦う。
勝つと勝ち点3、引き分け・勝ち点1、負け・勝ち点0。勝ち点が一番多い1チームが予選を勝ち抜き、本戦のノックアウトステージ・決勝トーナメントに駒を進められる。
グループAで、3勝0敗のチームは2つ。
キボコーと、山田学園田山高校(通称ヤマコー)だ。両チームとも全戦全勝で最終日を迎える。
よくある筋書きどおりで、キボコーとヤマコーとの一騎打ちが、本日のカードだ。
基本的には勝った方が決勝トーナメントに進出するが、もしも引き分けた場合は、得失点差(総得点と総失点との差)によって進出校が決定する。
得失点差ではヤマコーがリードしていた。
つまりは、負けはもちろんのこと、引き分けもダメ。キボコーが決勝トーナメントに上がるには、勝つしかない状況だった。
県内随一の進学校であるキボコーは、初夏のインターハイをもって3年生が引退する。
それだけに3年生がこの大会にかける意気込みは強かった……はずである。
--------------------
遡ること1週間前。
「あんた達、今度の最終戦まで、××××厳禁だからね」
「はひ?」
血気盛んな若者達の目が一斉に点になる。ブリザードのような悲愴感が彼らを包んだ。
対する美神はいささかも動じずに話を続けた。
「余計な精を体外に放出してる場合じゃないでしょ。スタミナが落ちるのよ。踏ん張りもきかなくなる。ただでさえ、ボールの競り合いに弱いんだから」
「はひ?」
若者達は、身じろぎさえできずに、同じ言葉を返す。
「なに、そのツラ。ティッシュペーパーの使用量が減って環境にも優しいじゃない。あんた達、たまには地球に恩返しをしなさいよ」
言い終えた美神は、スッキリした顔つきで踵を返す。
ウオオオンッ
美神の愛車・フェアレディZが唸り声と排気ガスをまき散らしながら、音速のスピードで校庭を後にした。




