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3/13 /a/生き方のベクトルについて。

作者: 師遊

3/13a

 あっという間に日が過ぎて、三月の中頃に入りました。今までで一番震災のことを気に留めなかった気がします。特別何かがあったというわけでもないんだけど、ニュースに取り上げられていなかったと思う。もはや、過去の事になったんだと思う。歴史の中の出来事というか。世間が他のことに忙しくて、それを忘れてしまおうとしているように、私の方も随分と荒れた時間を過ごしていて、父親と喧嘩などして、体温の上がる一週でありました。最近気づいたことだけど、世界において、地球が生まれて以来、ルールは一つしかなくて、それは強いものが残るということ。例えば白亜紀を支配したのは体の大きな恐竜でこれは分かりやすく強い生物と言える。次に覇権を握ったのは人間で、これは頭の良さで勝ち上がった。自然界はそういう意味で純粋なシーソーであり、物理的な強さの場であった。社会という人間が作り上げた人間界のようなものの中でも何度か戦いが起こって、生存競争が繰り広げられた。共産主義というのはある意味では正しい社会であったけど、強くはなかった。だから淘汰された。反資本主義の思想家がいくら自説の正しさを主張しようともこの地球の、もしくは宇宙の論理には抗えない。強いものが生き残るのだ。そしてこの社会においては強いものとは、人気であるとも言える。それは資本主義の良いところでもある。人間に評価されたものが強さとなるのだ。自然界を抜け出すことが出来た人間は、尺度を自ら創り出した。これにより人間は文明を作り得た。

 孤独だって構わないが、それが弱さとなってはならない。それは自然の摂理から外れている。強くなくてはならない。その強さとは人気であり、人に好かれるということである。人間は皆が競争に苦しんでいて、孤独に苦しんでいる。俯瞰してみれば、その苦しみは結びつき合うことによって人気になり、すなわち強さである。

 強くなくてはならないが、弱さもまた強さになりうるということだ。自分の進む堕落が正しいベクトルへ進んでいることを意識する必要があるだろう。承認欲求とは、実に自然的なもので恐れてはならない。それによってくだらない人間になれば、それは弱さであることには気をつけたい。人と関わることを諦めてはならない。そのやり方はなんだって良いが、言葉を交えるものの方が良い。それと、夢を見るのはやめてはならない。※夢見る人は美しいから

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