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兄さんのおちんちんな。ダウジングできるかもしれない。6



……お、落ち着きましょう。まだ慌てる時間じゃあわわわわわ。



「花ちゃん。これは……?」



兄さんの両手には計2つの私のおもちゃが握られています。



1つは振動タイプの奴です。

色はピンクで、コードに振動する玉と振動を調節する回しが付いております。あえて名称は伏せます。購入は通販です。



――――あぁ私の短い人生は終わりました。


きっと兄さんに軽蔑されるでしょう。


もう今までのように会話もしてくれないでしょう。



「あの……それは違くて……」


あぁ涙が出てきました。言葉が出てこないです。




「――これは何だい? どうやって遊ぶものなんだ?」



兄さんは私のピンク色のおもちゃを不思議そうに眺めています。



……そうでした!兄さんはド○ゴンボールの少年期の悟空くらいの性知識でした。


大人のおもちゃの実物をみたとして、「なんだコレぇ?食べれんのかぁ?」としか思ってないでしょう。



当然の如くこの商品が何に用いられているかだなんて分からないはずです。



「……あぁ兄さん。これが『ペンデュラム』ですよ。ピンクの玉が振り子のように付いてるでしょう?何か見つけると玉が振動するタイプなんですよ」




「なんだって!?コレが本物のペンデュラムか。花ちゃんもダウジングが趣味だったんだね!」



「バレちゃいましたか。兄さんのペンデュラムが私のペンデュラムに反応したんですね」



今日の私は冴えてます。ファインプレーです。



「実物を持ってるだなんて本格的だなぁ。確かに『大人のおもちゃ』って感じで格好いいな」




ふぅ。とりあえず乗り切りました。これで安心です。




「ところで花ちゃん。もう1つの『おちんちんみたいな棒』はなんだい?」



一難去ってまた一難とはこのことです。


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