兄さんな。合コンに行こうと思うんだ。6
兄さんはジョッキを置くと、咳払いをして立ち上がります。
「む……。俺は純だ。ヨシノブとは高校からの友人だ。よろしくな」
はい100点。そういうのでいいんだよ。そういうので。バカ女に兄さんのこれ以上の情報を伝えることはありません。
すると穴留川さんは机を叩きます。
「ちょっとー!純くんそれだけー!?じゃああーしから質問しちゃおうかなー?彼女は何人いるのー?」
複数人いる限定ですか。まぁ兄さんは事実イケメンですし、そう思われても仕方ないでしょうが。
「いや、彼女はいないんだ」
「えー!?意外ー!じゃああーしが立候補しちゃおうかなー!」
は?なんですかこのメスブタ。なーにが立候補ですか。北海道あたりの養豚場に推薦してやりましょうか。ホエイ豚め。
つぎに小股弛女が口を開きます。
「へぇー。アタシからも純くんに質問ね!サンタクロースが、クリスマスのプレゼントにと、男の子に『サッカーボール』と『自転車』を与えました。ところがその男の子は、まったく喜びませんでした。いったいなぜ?」
質問というかなぞなぞじゃないですか。
「うーんなんだろうな。男の子が既にボールと自転車を持っていたからじゃないか?」
「ブッブー♪正解は…………【男の子に足がなかったから】」
……いやだから怖いわ。ジャンルが違うわ。




