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兄さんのおちんちんな。ダウジングできるかもしれない。3





一応、乗っかってあげます。私は基本兄さんの話は最後まで聞きますので。



「割と面白い解釈ですね。Y軸が真上を指していたなら、この家の何処かですね。家を探索してみましょうよ」



「あぁ実は座標は分かっている。兄さんの部屋は1階。花ちゃんの部屋は真上の2階だろう?兄さんが自室で朝起きたらおちんちんは上を向いていた。金玉は揺れていない。よって真上の花ちゃんの部屋を示している。つまりここだ」



「……え。つまり。私の部屋を今から宝探しすると?」




「あぁ。花ちゃんの部屋的に多分、『そこのクローゼットの中の3段ある引き出しの真ん中の段の奥辺り』が座標だと思うんだけど」




――色々と前言撤回です。話はここで終わりです。ちょっとでも乗っかった私がバカでした。




まずい、不味すぎます。なぜなら、



――あの引き出しには抽象的にいうと『桃色乙女振動玩具』が入っているのです。




なんで急にこんな正確なダウジングができるんですか。おちんちん万能過ぎませんか。




「兄さん。そんなはずはないです。兄さんが私の部屋に来たときも兄さんのおちんちんはパンツ越しですが、上を向いていました。それはつまりY軸が私の部屋よりも上にあるということを示しています。なので『そこのクローゼットの中の3段ある引き出しの真ん中の段の奥辺り』に宝物が入っているだなんてありえないんです。なので3階に行きましょう。というかこの話自体くだらない妄想に過ぎず――」



「花ちゃん。今日はすごい早口で喋るね。いつも花ちゃん口数少ないから沢山話せて嬉しいよ。でも心配しなくて大丈夫だ。宝物は花ちゃんの部屋にあるんだ。そもそもこの家2階建てだし」




私も兄さんと一杯話せて嬉しいですぅ!ただ今日はもう話したくないです!

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