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兄さんのおちんちんな。『転生してチートスキルで無双』するかもしれない。2
「どうぞ。花ちゃん」
落ち着いた兄さんの声が部屋から聞こえます。
少し安心しましたが、それも束の間。
兄さんの部屋に家族ではない女性の姿がありました。私の悪い予感は当たっていました。
「おー花やん! 久々やでしかし!邪魔しとるでー!」
「……チッ。鞠さん。お久しぶりです。雰囲気変わりましたね」
社交辞令で上手く挨拶をしますが、どうしても息を吐くように自然と舌打ちがでてしまいます。
この腹立つ関西弁の下品なメスブ……金髪の方は鞠さんという人です。
非常に明るい方です。
ただ、明るいと言っても太陽の日差しのような爽やかな明るさではなく、
なんか眩しいだけの『不愉快な対向車のハイビーム』のような方です。
自分でも何言ってんのかよく分かりませんが、なんとなく伝わるでしょうか。
ちなみに兄さんと同い年の幼馴染という立ち位置です。
わたしも幼少の頃から可愛がってもらってましたが、私はあまり好きではありません。
何故なら鞠さんは兄さんに幼少の頃から恋慕の情を抱いているのです。




