兄さんのおちんちんな。もうダメかもしれない。
何度も言いますが、私の自慢の兄さんは性知識がほぼありません。今年で22歳です。
ただ、頭脳明晰で社交性もあり、見かけも美形だと妹から見ても思います。
例えるなら、兄さんのステータスをパラメータ化したら、性知識を0にし、他を全てに割り振っているのでしょう。
もちろん兄さんに私から『性知識の授業』をすることは可能です。あっちょっとやらしい言い方になってしまいましたね。
その『性知識の授業』というのは文字通り受け取ってください。変な意味ではありません。本当に。
例を言うとすれば、兄がずっと『おちんちんがカッチカチ病』と思い込んでいることを、私が訂正して「いやそれは勃起ですよ」ということは可能と言えば可能です。
ですが、それは野暮。美しくありません。
お子さんからの質問の王道にこういう言葉があります。
『赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?』
その無垢な質問の回答に対し、
『――――それはね、パパとママがドスケベセックスをしたからだよ』
と答える親がいるでしょうか。
否。
大抵の親は
『コウノトリが運んでくるのよ』
『パパとママが愛し合ってるから』
『良いから早く寝なさい』
等、答えを濁すでしょう。
子どもの性知識の質問には嘘を吐くのが正解とされているのです。
虚言が正義で美しいとされているのです。
それは私と兄さんの関係でも同じなのです。
兄さんの性知識は小学生以下。無理矢理正しい性知識という暴力をぶつける必要はないのです。
ただ、兄さんは自身で探求する力があります。なので、もし兄さんが自身で正解に辿り着いたなら、それを否定せず賛美しましょう。
親も小学生の子どもがエロ本を部屋に隠してみていたら、それを廃棄したり、見てない素振りをするでしょう。
ただ、お子さんがエロ本から得た性知識をわざわざ修正したり、否定はしないでしょう。
なんならそれは『成長の証』。大人の第一歩なのですから。




